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日本円は割安で、高島屋社長は外国人観光客の売上は今年度24%増と発表。

日経新聞は2024年06月19日に、日本の百貨店業界は、現在1ドル150円台後半で推移している円安に引き寄せられた富裕層や外国人観光客の強い需要で急成長している。

「円が1ドル130円台後半まで上昇しても、日本への買い物や食事は観光客にとって安いままだ」と、高級百貨店チェーンの高島屋の村田吉雄社長は日経新聞のインタビューで語ったと報告した。

高島屋は、国内百貨店の営業利益を2027年02月期に253億円(US$1億6000万)に増やすことを目標としており、2024年02月期の数字から24%増加している。

「中長期的には、百貨店の売上はいずれ頭打ちになるが、利益は緩やかに増加し続けるだろう」と村田社長は高島屋の見通しについて語った。

昨日、新宿通にあった中村屋のカリー店が地下になって、何となく暗い感じで控えていたが、一昨日今半に、ステーキ丼を食べに行った帰りに、偶然昔の中村屋に似た雰囲気の店を高島屋13階で見つけ、久々に中村屋のインド・カリーを食べに行ったが、レストラン街は、外国人でいっぱいで並んでいた。

コロナの後の、大爆発である。

新宿通にあった中村屋にはなかった野外の席があり、ゆったりと中村屋のインド・カリー・フルコースを食べてきた。

新宿高島屋の13階14階は、東京の高級レストランが軒並み揃っていて、笹塚から1駅で行けるので、普段着で行ける高級レストランとして便利です。みんな思い出の味を再現している。

レストランで働く人も、心遣いが憎い!

できれば、小川町の志の田寿司の穴子寿司や小鯛寿司も買えると。通うかもしれない。

高齢者は、NISAや年金で小金持ちが多い。

日経新聞は、インタビューからの抜粋を紹介していたんで、無断転載します。

高島屋の村田吉雄社長は、同社は前年度に諸経費を削減できたと語った。 (撮影:斉藤萌)
Q:百貨店業界の好調はいつまで続くとお考えですか?

A:今期(2025年2月期)の訪日外国人観光客向け売上高は前期比24%増の850億円を見込んでいます。中国からの団体旅行が増えないと仮定しても、現在の円安水準が続けば収益は堅調です。

円高が1ドル130円台後半まで進んだとしても、訪日外国人にとっては日本での買い物や食事は割安なままです。それ以上の円高になると、為替メリットが薄れると考えています。そうなると、海外旅行をする日本人の消費が増えるでしょう。

富裕層向けのパーソナルショッパーサービスの売上は堅調です。今は日本国内で高級ブランド品や時計が確保しやすいです。中国経済が回復すれば、品物が流出する可能性があります。高額品の売上が今後も伸びるとは楽観視していません。

中長期的には、百貨店の売上はいずれ頭打ちになるが、利益は緩やかに伸びていく。利益は、外部環境、コスト構造改革、商品利益率の3つの要素で決まる。

Q:日本の物価調整後の賃金は、賃金上昇により、まもなくプラスに転じると見込まれる。中間層の消費の見通しは?

A:消費環境が強くなるとは、まだ言い難い。賃金上昇が消費に使われるのか、貯蓄に使われるのか、投資に使われるのかは不明だが、今春の店舗売上を見ると、中間層の支出は好調だ。

Q:成長ドライバーである海外商業開発事業の計画は?

A:2026年以降、ベトナムのハノイに百貨店と専門店からなる商業施設をオープンする。住宅やオフィスなどの不動産開発にも投資する。海外では商業専用施設の開発が難しいため、オフィスなどと組み合わせて、小売以外の収益源で収益を獲得していく。

上海高島屋の空室率はコロナ禍以降10%程度だったが、徐々に下がってきている。今後の中国経済の回復を見据え、損益分岐点でも営業を続けていく。

Q:高島屋は商品利益率向上のため、アパレルの自社展開を進めているが、これについて教えてほしい。

A:高級品は利益率が低いため、アパレルなど利益率の高い商品を増やしていく。国内アパレル13社と連携し、婦人服の自社商品・売場面積を開発している。

定価販売比率も高めている。利益率の低い高級品の売上が伸びている一方で、全体の利益率は下げ止まっている。

2月期の商品利益率は22.41%で、前年比0.05ポイント上昇。利益率が0.1ポイント改善すると、店頭売上高を約8億円押し上げる効果がある。売上構成が高級品から衣料品や食品にシフトすれば、利益が出やすくなります。

https://asia.nikkei.com/Editor-s-Picks/Interview/Japan-cheap-even-at-high-130-yen-range-to-dollar-Takashimaya-CEO

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