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イギリス、航空産業グリーン化で技術開発支援に£2.2億投資

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年06月21日に、イギリス政府は2023年06月20日に、グリーン航空技術の開発支援に産業界と合わせて£2億1,800万を提供すると発表した。

国内で進められるR&D(Research and Development/研究開発)プロジェクトを資金援助することで、航空宇宙産業におけるイギリスの地位の強化を目指すと報告した。

資金はATI(航空宇宙技術研究所)が運営する官民共同の投資プログラムを通じて拠出する。

これにより民間企業から追加で£200億以上の投資を引き出し、10万人を超える雇用が支えられる見通しとしている。

政府支援は、全体の約100分の1。
つまり、ポーズだけである。

対象となるのは低炭素で効率的な着陸装置やエンジン、翼、センサーなど。欧州航空・防衛最大手エアバス(Airbus)やイギリス航空エンジン大手ロールス・ロイス(Rolls-Royce)などの企業が主導し、イギリスに拠点を持つ40社以上のパートナー企業が参加する10件が選ばれている。

具体的には、エアバスが主導するデジタル技術を活用した新型航空機の開発期間短縮プロジェクトに£4,200万を支援するほか、ロールスロイスが進める軽量の航空機用小型ガスタービンの部品開発には£1,770万を振り向ける。

ジェット・ゼロ協議会(Jet Zero Council)がファーンボロー空港(Farnborough Airport)で開催され、2050年までに航空部門を脱炭素化するという広範な目標を支援するための2カ年計画を発表した。
運輸大臣(Transport Secretary)が持続可能な空の世界サミット(Sustainable Skies World Summit)で基調講演を行い、新技術とよりクリーンな燃料を生み出すための継続的な取り組みを強調した。
液体水素航空技術の開発を加速させるための重要な研究に£100万以上の政府資金を提供
政府は、イギリスのSAF産業が成功するための条件を示した専門家フィリップ・ニュー(Philip New)の報告書を歓迎する。

https://europe.nna.jp/news/show/2533206
https://www.gov.uk/government/news/government-outlines-action-needed-in-coming-years-to-decarbonise-aviation
https://www.gov.uk/government/groups/jet-zero-council
https://www.gov.uk/government/publications/jet-zero-council-delivery-group-2-year-plan
https://events.farnboroughinternational.org/aerospace/sustainable-skies-world-summit-2023/
https://www.gov.uk/government/publications/developing-a-uk-sustainable-aviation-fuel-industry
https://www.environmentalleader.com/2023/03/uk-government-invests-120m-in-innovative-technologies-for-carbon-free-aviation/
https://www3.weforum.org/docs/WEF_Global_Risks_Report_2023.pdf

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