見出し画像

イギリス保守党もドタバタ!支持率で3位転落。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年06月17日に、イギリスのインターネット調査会社ユーガブ(YouGov)が2024年06月14日に発表した最新の世論調査で、与党・保守党の支持率がリフォームUK(旧ブレグジット党)を下回り、3位に転落したと報告した。

日本の自民党支持率も朝日新聞によると、19%に下落 2001年以降、自民政権で最低 朝日世論調査

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20240616004021.html


首位の最大野党・労働党にも依然として大差をつけられており、もう挽回の時間がない。


2024年07月04日に実施される総選挙での大敗が現実味を帯びている。

今回の調査は、イギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)が総選挙に向けて公約を発表した直後の2024年06月12~13日に行われた。・スナク率いる保守党の支持率は前回調査から横ばいの18%。リフォームUKは19%と2ポイント伸ばし、総選挙に向けてユーガブが実施した調査で初めて保守党を上回った。

しかし、ブレグジット主導者リフォームUK(Brexit Leader Reform UK/旧ブレグジット党/Brexit)の元党首ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)は、お笑い以上にでたらめである。

労働党は37%で1ポイント低下。中道左派の自由民主党は14%で4位につけている。

リシ・スナク首相と、そのリフォームUKのナイジェル・ファラージが合体すると37%で、労働党と並ぶ。
捨身は、これしかない。

保守党4位に転落の可能性まで見えてきている。

右派ポピュリズム政党のリフォームUKは移民問題などで強硬姿勢を貫いている。
2021年に同党のトップの座から退いたナイジェル・ファラージが党首に復帰したことも支持率アップにつながっており、同じ右派の保守党から支持を奪っている。右派の票が割れれば、労働党の政権奪取に向け追い風となる。

なお、イギリスの全国社会調査センター(NatCen)の最新調査によると、欧州連合(EU)からの離脱に賛成している国民は24%で、離脱を問う国民投票が実施された16年以降で最低を記録した。2019年時点から12ポイント、2016年時点からは17ポイント低下している。国内経済の低迷や、移民の増加に不満を持つ国民が増加していることが理由に挙げられる。

どことどこが共同戦線を組むか?

どちらにしても、まともではなくなってきている。

こういう時は、ロンドンのハイドパーク(Hyde Park)で、演説を聞くのも楽しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?