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ロンドンのカーン市長、大気汚染対策ULEZの対象区域を約2倍に拡大。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年07月31日に、ロンドンのサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は2023年07月28日に、大気汚染対策「ULEZ(Ultra Low Emission Zone超低排出区域)」の対象区域の拡大について、予定通り2023年08月29日から実施すると発表した。区域の拡大を巡っては、新たに対象に含まれる五つの自治体が訴訟を起こしていたが、訴えが棄却されたため。これにより、ULEZの対象地域は約2倍に拡大することになる。

訴えを起こしたのは、ロンドン特別区のベクスリー(Bexley)、ブロムリー(Bromley)、ハーロウ(Harrow)、ヒリンドン(Hillingdon)、およびサリー(Surrey)州の5つの自治体。

原告は、ULEZの拡大は意見公募の結果が十分に反映されておらず、市長の越権行為に当たると主張していた。

カーン市長は今回、訴訟にかかった費用は推定で£100万を超えており、この金額で学校給食35万食分以上を賄うことができたと批判した。

また、ロンドンでは年間約4,000人が大気汚染が原因で死亡しており、中でも郊外での汚染物質の量はWHO(World Health Organization/世界保健機関)が定めるガイドラインを上回っていると指摘。大気汚染対策を加速させる必要性を強調している。

ULEZは2019年04月に導入され、一定の排ガス基準を満たさない車両が区域内に乗り入れる場合、1日当たり£12.5(2,278.50円)の特別通行料が課される。ロンドン市によると、ULEZの導入により二酸化炭素(CO2)の排出量は年間約80万トン減ったほか、ロンドン中心部では大気中のNOx(Nitrogen Oxides窒素酸化物)の量が46%減少した。

東京都もNEV(New Electric Vehicle/新電気燃料車/New Energy Vehicle/新エネルギー車)以外に、1日当たり2500円を徴収する時代が来るかもしれない。

これは、いい方法だと思う。
運送屋、タクシー、パトカー、救急車は例外。無料。

努力をしていることで安く生活でき、わがままは高くつく。

こういうアイディアが、都知事や府知事にはない。発想はまだオールドメディア・テレビタレント時代のまま。

2016年05月05日---イギリス統一地方選で、ロンドンに史上初のパキスタン系ムスリム市長誕生か?

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