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セラは、カンボジア産胡椒に、スパイスを加える。

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2022年12月20日に、「品質重視」をモットーに、カンボジアのセラ ペッパー社(Sela Pepper Co Ltd)は新たな市場への進出を続け、世界各国に製品を輸出している。

セラ ペッパー社の創設者であるソーン・ソファ(Soen Sopha)は、国際市場の獲得はその高い品質によるものであり、同社は国際基準を満たすために常に優秀性を強化しようと努力していると述べた。

今ではすでに、セラ ペッパー社は高品質でカンボジアのトップ企業になった。

セラ ペッパー社のマネージングディレクターでもあるソファ(Sofa)は、同社がBRC、Sedex (SMETA 4 Pillars) ISO 22000、ISO 140001、ISO 9001、OU、ハラール(Halal)、EU、USDA、JASに対応したオーガニック(Organic)などの安全証明書や国際規格を取得したことを述べた。

来年、セラ ペッパー社は気候変動に対する世界的な懸念と市場の需要を理由に、レインフォレスト・アライアンスの規格を採用する予定である。

ソフアによると、セラ ペッパー社の完成品は、日本、ポーランド、韓国、タイ、香港など多くの市場や複数のオンラインプラットフォームで販売されており、半完成品もドイツ、ベトナム、台湾に輸出されているとのことである。

「2023年には、中国、韓国、日本、EUへの輸出を強化する計画で、同社は最高品質の製品を確保するために、胡椒農場を綿密に監視し続けます。」と彼女は述べた。

そして、ソフアは、国内での需要も増加傾向にあると語った。

「『食の安全』への理解が深まり、地場産品への支持が高まるにつれ、地場産品市場が大きく拡大しています。」

「食品加工部門の成長も、地元市場の需要拡大の要因となっている。」という。

セラ・ペッパー社は、栽培や収穫のモニタリング、メンテナンスのトレーニングなど、常にペッパーの品質向上を目指しているという。

また、農家が直面する問題を記録し、それに対処することや、高品質な製品に仕上げるための技術力の向上、コショウ部門における農業契約の処理、胡椒に関する共通の問題についてのフィードバックを受けることも含まれている。

また、RCEPや中国、韓国との二国間FTA、現在交渉中のUAEとのFTAなど、大きな市場へのアクセスを改善するための政府の努力と支援を高く評価した。

カンボジアでは、18の州に約6,000haのコショウ農園があり、その多くがトボンクム(Tbong Khmum)、モンドルキリ(Mondulkiri)、ラタナキリ(Ratanakkiri)にあると話している。

実は、ベトナムからも胡椒尾売り込みがあり、ついでだから、ワイルド・ハニーも販売しなよ!というと、「なにそれ?」というので、話したことがある。


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