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イギリス政治への信頼、過去最低。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年06月14日に、NatCen(National Social Survey Centre/全国社会調査センター)が2024年06月12日に発表した第41回「BSA(British Social Attitudes/イギリス社会態度調査)」によると、政党にかかわらず政府を「ほとんど信頼しない」と答えた人の割合は45%で、2020年時点から大きく22ポイント上昇。1986年に同様の質問が設定されて以来、最高を記録した。

NatCenは、国民の生活や政治意識を調べるために同調査を実施している。

これによると、「政党や政治家にかかわらず、窮地に追い込まれた際に真実を語ることがほとんどない」と答えた人が58%に上り、こちらも20年時点から19ポイント上昇して過去最悪となった。

なお、国民の約8割は、現在の政治システムについて「かなり、もしくは大いに改善できるはずだ」と答えている。

NatCenはこの結果について、19~24年の政治的混乱が原因だと分析。新型コロナ禍に当時のジョンソン首相が規制違反パーティーに参加していたことや、後任のトラス前首相が大型減税政策で失敗し、イギリス史上最短となる45日で退任に追い込まれたことなどが、政府への不信感を招いたとしている。

2024年07月04日の総選挙に向け、イギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)率いる与党・保守党は大型減税政策をマニフェストに掲げて支持拡大を図っている。

ただし、イギリスの最大野党・労働党(Labour)には支持率で約20ポイント差を付けられるなど敗北が予想されており、14年ぶりの政権交代が現実味を帯びている。

イギリスのリシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)率いる与党・保守党は大型減税政策は、なんとなく、国民を金で買おうとしているようで、イギリス人には受けないだろう。

しかし、今回の問題発生源は、イギリスのボリス・ジョンソン元首相(Former Boils Johnson British Prime Minister)と言える。それに続いたイギリスのリズ・トラス元首相(Former Liz Truss British Prime Minister)であった。

誰だって、この2人を見たらイギリス政治への信頼をなくす。

リシ・スナク首相はよくやっているが、完全には挽回できなかった。ご苦労さん。

リシ・スナクの財務大臣就任したばかりんときは、首相は無理だと思った。

https://europe.nna.jp/news/show/2669969
https://natcen.ac.uk/news/trust-and-confidence-britains-system-government-record-low
https://natcen.ac.uk/publications/bsa-41-five-years-unprecedented-challenges
https://natcen.ac.uk/sites/default/files/2024-06/BSA 41 Five years of unprecedented challenges.pdf

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