ドイツの再生エネ比率。上半期は過去最高58%。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年07月02日に、ドイツの電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合は、上半期(1～6月)は58%に拡大した。

前年同期から5.7ポイント上昇し、過去最高となった。

バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Württemberg)州のZSW(Zentrum für Sonnenenergie und Wasserstoff/太陽エネルギー水素研究センター)とBDEW(Bundes Deutschland der Energie- und Wasserwirtschaft/ドイツエネルギー・水道事業連合会)が2024年07月01日発表した。

全体の電力消費量がやや減ったことに加え、2023年04月に原発の稼働を終了したことが大きい。

電力消費量は全体で261TW(テラワット)時となり、1年前から0.3%減少した。

電力生産量は4.7%減の252テラワット時。このうち、風力や太陽光、水力、バイオマス、廃棄物、地熱を含む再生可能エネルギーによる発電量は、9.6%増の150テラワット時。これが発電量全体に占める割合は59.5%と、1年前から7.8ポイント拡大した。

一方、前年同期に7.2テラワット時だった原子力はゼロになった。火力による発電量は102テラワット時と、15.3%減っている。［環境ニュース］

https://europe.nna.jp/news/show/2676426
https://www.bdew.de/presse/erneuerbare-energien-haben-im-ersten-halbjahr-58-prozent-des-stromverbrauchs-gedeckt/
https://www.bdew.de/media/documents/STRERZ_H1_2024_2024_06_24_fuer_Presse.pdf
https://www.bdew.de/media/documents/EE_H1_2023_2024_2024_06_27.pdf