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2001年宇宙への旅の宇宙船のような、中国の「人口太陽」

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2022年01月01日に、中国の「人口太陽(artificial sun)」は、クリーンエネルギー普及のため最高値を更新したと報告した。

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安徽省の研究施設が7000万度の温度で17分以上作動したと国営メディアが報道した
この成果は「核融合炉の運転に向けて科学的・実験的な基礎を築いた」と担当科学者は述べていると伝えている。

国営メディアによると、中国はクリーンな核融合エネルギーの探求において、「人工太陽」の1つが高温持続の新記録を樹立し、新たな突破口を開いたという。

https://time-az.com/main/detail/75997

新華社(新华社/Xinhua News Agency)通信は2021年12月31日に、中国の「人工太陽」とも呼ばれる核融合炉の研究施設であるEAST(Experimental Advanced Superconducting Tokamak/先進超伝導トカマク実験装置)は2021年12月30日木曜日に、この種のものとしては世界最長の1056秒間の高温プラズマの連続運転に成功した。
ASIPP(Institute of Plasma Physics of the Chinese Academy of Sciences/中国科学院プラズマ物理研究所)の研究員で、中国東部の安徽省合肥市(Hefei, capital of east China's Anhui Province)で行われた実験の責任者であるゴン・シェンズ(Gong Xianzu)は、新たな突破口をを開いたと、2021年12月31日金曜日に発表した。

ゴン・シェンズは、「これは、EASTが2021年05月の実験で、101秒間、1億2000万度のプラズマ(高温ガス)温度で運転し、別のマイルストーンを達成したことに続くものである。今回は摂氏7000万度に近い温度で1056秒間も定常プラズマ運転を維持し、核融合炉の運転に向けた科学的・実験的な基礎を固めた。」と伝えている。

合肥のASIPPにあるEASTの最終目標は、太陽のように核融合を起こし、海に豊富にある重水素を使ってクリーンなエネルギーを安定的に供給することだ。
石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料が枯渇の危機に瀕し、環境を脅かすのとは対照的に、「人工太陽」に必要な原料は地球上にほぼ無尽蔵に存在する。したがって、核融合エネルギーは、人類の未来にとって理想的な「究極のエネルギー」と考えられている。

中国は、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料が、環境に影響する前に、枯渇の危機を訴えている。

ここが世界と中国の違いかもしれない。

また、2001年宇宙への旅の宇宙船のような、中国の「人口太陽」は、全てボルトで締めてある。

中国東部の安徽省合肥市(Hefei, capital of east China's Anhui Province)の緯度、経度。
31°49'14.1"N 117°13'44.4"E
または、
31.820569, 117.229011

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