IBM CEO、人工知能に関する米国大統領令を歓迎。

2023年10月31日 09:22

IBMは2023年10月30日に、バイデン大統領およびホワイトハウス(White House)の広範な関係者とともに、AI(Artificial Intelligence/人工知能)の大きな可能性と、それを責任を持って活用するという共通の取り組みを認識できることを誇りに思います。連邦政府の巨大な購買力が信頼できるAI導入の基準を設定する可能性があるため、この新しい米国大統領令(US Executive Order)が連邦政府によるAIシステムの使用と調達に焦点を当てていることは非常に重要と、報告した。

この米国大統領令により、AI基盤モデルの安全性とリスク管理に関するイノベーションと研究の新たな機会が創出されたことを嬉しく思います。しかし、潜在的な AI の安全性の懸念に対処する最善の方法はオープン・イノベーションであるとも信じています。クリエイター、開発者、学者など、多様な意見を持つ強固なオープンソースエコシステムは、AI の安全性の科学を急速に進歩させ、市場での競争を促進するのに役立ちます。

IBMは1世紀以上にわたり、安全性とセキュリティを優先しながら強力なテクノロジーの導入の最前線に立ってきました。 IBMは、責任あるAIへの取り組みを通じて、政府機関が責任を持って信頼され、アメリカ国民に真の利益をもたらす方法でAIを導入できるよう支援する独自の立場にあります。

今日の命令は、連邦政府全体でAIの責任ある使用を保証するための始まりにすぎません。IBMも議会がAIに焦点を当てていることを歓迎しており、社会を守るための強固なガードレールを提供するAI規制へのリスクベースのアプローチを提唱しているため、アメリカがAIイノベーションとオープンソース開発の世界リーダーであり続けることを保証しながら、チャック・シューマー上院議員(Senator Chuck Schumer0が主催した最近のAIインサイト・フォーラムのようなフォーラムに参加できることをうれしく思っていると、述べている。

私は、IBMが虎ノ門にあった頃から時々尋ね、最初にAIに出会ったのもIBMで50年以上前であった。

地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「世界終末時計」を発表している米国科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(Bulletin of the Atomic Scientists)」は2023年10月30日に、AIに関するホワイトハウスの大統領令に対する初の素晴らしいスタートとして見解を歓迎したが、おそらく十分ではないと報告した。