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香港のビットコインETFとイーサリアムETFで、巨額が流出。

CoinDeskJapanは、CoinDeskのヘレネ・ブラウン(Helene Braun)が2024年05月13日に報告した記事「Hong Kong Bitcoin and Ether ETFs See $39M Outflows on Monday: Farside Investors(香港のビットコイン・イーサリアムETF、2024年05月13日に3900万ドルの流出:ファーサイド・インベスターズ)」の翻訳を紹介し、ファーサイド・インベスターズ(Farside Investors)のデータによると、香港で上場している現物暗号資産ETFでは2024年05月13日に巨額の流出が発生したと報告した。

投資家はビットコインとイーサリアムの6種類のスポットETFからUS$4000万近くを引き出した。
10日金曜日にビットコインがUS$6万1000ドル(約945万5000円、1ドル155円換算)を下回ったことを受け、香港で上場しているBTC(Bitcoin/ビットコイン)とETH(Ethereum/イーサリアム)の現物ETF(Exchange Traded Fund/上場投資信託)からは週明け2024年05月13日に大量の資金が流出した。

ファーサイド・インベスターズ(Farside Investors)のデータによると、チャイナAMC(ChinaAMC)、ハーベスト・グローバル(Harvest Global)、ボセラ(Bosera)、ハッシュキー(Hashkey)の各社が発行する現物ビットコインETFからは2024年05月13日に合わせてUS$3270万ドル(約50億6850万円)の流出が見られた。

この数字は、US$600万前後で推移していた過去の流出額よりも大幅に高い。

BTCまたはETHを含む6種類の暗号資産ETFすべてが純流出となったのは2024年05月02日の発売以来で、この日が初めてで、ハーベスト・グローバルの現物ビットコインETFではこれまで流出は確認されていなかった。

現物イーサリアムETFからはUS$660万の流出が見られ、これも過去の数字を大幅に上回っている。

香港ETFの資金の流れは、アメリカで上場したETFでは初期に興奮の段階があったことと比較すると、残念な結果となった。

業界では、香港を拠点とするETF市場全体が比較的小規模で、資産額は約US$500億だと指摘されている。これに対し、アメリカのETF市場の運用資産額は約US$9兆と推定されている。

一部の噂では、中国本土の投資家がストックコネクトを介してETFにアクセスできるようになり、より大きな投資家層に門戸が開かれることになるとされていたが、香港証券取引所(Hong Kong’s stock exchange)は2024年05月13日にコインデスクに対し、その噂は誤りだと述べたと報告している。

2024年04月25日---香港で暗号資産ETF承認、「手数料戦争が起こる可能性」とアナリスト
2024年04月25日---香港で、暗号資産BTCとETHのETF承認。
2024年04月15日---香港でビットコインETFとイーサリアムETFが承認されたと発行体が投稿。

https://www.coindeskjapan.com/232148/
https://www.coindesk.com/markets/2024/05/10/bitcoins-modest-rally-cut-short-price-tumbles-back-below-61k/
https://farside.co.uk/?p=1508
https://coindesk.com/price/bitcoin/
https://coindesk.com/price/ethereum/
https://twitter.com/JSeyff/status/1778802190275981453
https://www.coindesk.com/markets/2024/05/13/no-hong-kongs-crypto-etfs-arent-available-in-mainland-china/
https://www.coindeskjapan.com/author/helene-braun/

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