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シンガポール、20年ぶり首相交代。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2024年04月16日に、シンガポール首相府が2024年04月15日にPAP(People's Action Party/人民行動党)の議員全員の支持を得て、リー・シェンロン首相(Prime Minister Lee Hsien Loong)は2024年05月15日午後8時にイスタナ(Istana/大統領府/Presidential Palace)で宣誓式が実施され、、ローレンス・ウォン副首相兼財務相(Lawrence Wong, Deputy Prime Minister and Minister for Finance)を後任に指名するようターマン・シャンムガラトナム大統領(Singapore President Tharman Shanmugaratnam)に進言する。

1965年の独立から数えて4代目の首相が誕生する。

ローレンス・ウォンは1972年12月生まれの51歳。官僚出身でリー首相の秘書官やEMA(Energy Market Authority/エネルギー市場監督庁)長官(Director General)を務めた後、2011年の総選挙で政界入りした。国家開発相(Minister of National Development)や教育相(Education Minister)などを経て2021年05月に要職である財務相(Finance Minister)に就任した。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下では、閣僚級の対策作業部会の議長を務めてコロナ対策を主導した。2022年4月には人民行動党の第4世代のリーダーとなり、2023年06月に次期首相候補として副首相に昇格していた。

リー首相はかねて70歳までに引退すると表明していたが、現在は72歳。

最近では人民行動党が結党70周年を迎える2024年11月21日より前に首相の座から退く意向を示していた。ローレンス・ウォンの首相就任で後継者問題に終止符が打たれることになる。

以前は2018年にヘン・スイキャット副首相(Deputy Prime Minister of Singapore Heng Swee Kat)が有力な候補として浮上。次期首相が確実視されていたが、2021年04月に自身の健康問題を理由に首相候補を辞退していた。

リー首相は自身のフェイスブックの投稿で、「ローレンス(ウォン氏)と第4世代のチームは、特にパンデミックの間、国民の信頼を得るために努力してきた」と評価。国民には第4世代を支援し、共に国の明るい未来を切り開いていくよう求めた。

https://www.facebook.com/leehsienloong/posts/last-november-i-announced-my-intention-to-step-down-as-prime-minister-this-year-/967533704732759/

私は、ローレンス・ウォンがシガポール、未来に向けたロードマップ「Forward SG」を公表したとき、時期首相だろうと思った。

2023年10月30日---シガポール、未来に向けたロードマップ「Forward SG」を公表。
2023年09月01日---シンガポールのターマン・シャンムガラトナムが地滑り的勝利で大統領に選出。
2018年04月04日---初代首相私邸の扱い、3つの選択肢提示

https://www.nna.jp/news/2647381

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