アフリカ直行便が多いオランダ、コロナ規制を1月半ばまで延長。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年12月16日に、オランダ政府は2021年12月14日に、新規感染者数も入院患者数も高い水準で推移しているため、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入している部分的なロックダウン(都市封鎖)を2022年01月14日まで延長すると発表した。

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クリスマス休暇を通じて現行規制を適用するほか、小学校のクリスマス休暇を1週間前に開始するよう要請した。

オランダ政府は今回、これまで主流だった変異株「Delta variant」の感染のピークは超えたとみられるものの、医療システムの圧迫は続いており、感染拡大をできるだけ長く食い止める必要があると説明した。

また、新たな変異株「Omicron variant」は数週間以内にオランダの主流株となる見込みで、慎重な対応を要すると話した。

現行規制では、飲食店や文化・スポーツ施設、一般の小売店などは、午後5時から午前5時まで営業が禁止されているほか、スーパーや薬局など、生活必需品を扱う店舗も、午後8時には閉店となる。

混雑する場所では1人当たり5平方メートル相当のスペース確保を要請。個人宅での集まりは最大4人までとし、事前に自己検査を受けることが求められる。

また、13歳以上は公共交通機関や公共施設の屋内で、マスクを着用する必要があるほか、飲食店や文化施設などではワクチン接種完了などを証明する「コロナ・エントリー・パス(Corona Entry Pass)」の提示と、対人距離1.5mの確保が義務付けられている。政府はできるだけ他者との接触を減らすよう要請しており、在宅勤務を推奨している。

ワクチンの追加接種を巡っては、オミクロン株の感染拡大を踏まえ、対象を18歳以上の全ての成人に拡大し、2020年01月後半までに提供する計画を示した。接種までの間隔は6カ月間から3カ月間に短縮。これにより、850万人が追加接種を受けることが可能となる。なお、60歳以上の高齢者の大半は、年内に接種が受けられる見通しという。

とくに、アムステルダム・スキポール空港(Amsterdam Airport Schiphol)は昔から、アフリカとのトランジット客が多いので、ヨーロッパ全土に広がる可能性が高い。

アムステルダム・スキポール空港(Amsterdam Airport Schiphol)の緯度、経度。
52°18'32.6"N 4°45'51.2"E
または、
52.309064, 4.764228

2021-12-07---Omicron variantと、Beta variantやDelta variantのハイブリッド型が懸念。
2021-12-04---南アフリカからオランダに飛んだ18人がオミクロン感染。
2021-12-03---WHO、デルタに使われた対策はオミクロンにも有効と発表。
2021-12-02---オミクロンはどれくらい悪いのか？これまでの研究でわかったこと。