月探査機「アルテミス1号」の公式フライトキットをチェック。

PC Magazineは2022年08月08日に、NASAの「アルテミス1号(Artemis I)」の最初の打ち上げで飛ばされるのは、金属くずの入った袋、さまざまな木の種、そして4つのレゴのミニフィグなどである。

2022年08月8月29日から2022年09月05日にかけて予定されているNASAの最初の月探査機「アルテミス1号」打ち上げの試みは、乗組員がいないかもしれないが、空っぽになることはないでしょう。

NASAは、月周回に向かうオリオン宇宙船(Orion spacecraft)に搭載される文化的・教育的な「タイムカプセル」である公式フライトキットを公開した。

いよいよ、オリオン宇宙船の最終段階にまで辿り着いた。
実に、長かった。

https://time-az.com/main/detail/77454

「フライトキットに含まれるアイテムの多くは、文化的な意義や、NASAとSTEMに特化した組織との共同作業の象徴です。」とNASAは述べている。

その中には、ガールスカウトの宇宙科学バッジ、レゴのミニフィギュア4体、NASAの学生エッセイコンテスト「Artemis Moon Pod」の応募作品をデジタル化したものなどが含まれている。

オリオンは、その処女航海でスペース・ローンチ・システム・ロケット(Space Launch System rocket)によって推進され、NASAが「教育的関与と後世のための数多くの記念品」と呼ぶものを120ポンド（約1.6kg）搭載する予定である。ミニ・アルテミスIパッチや木の種などのアイテムは宇宙へ飛び、地球に戻ってきた後、NASAの年次アルテミス学生チャレンジプログラム(NASA's annual Artemis Student Challenges program)の参加者に手渡される予定である。

もっとも、失敗して宇宙鋸屑になっても問題はないガラクタが選べれている。

NASAとシュルツ(Charles M. Schulz)の70年にわたる関係を示すもので、シュルツのコミックにはしばしばスヌーピーが月面にいる様子が描かれている。
ESA(European Space Agency/欧州宇宙機関)の以前、放物線飛行のキャンペーンでこのキャラクターを使用した「ひつじのショーン(Shaun the Sheep)」のぬいぐるみ。
ギリシャのアクロポリス博物館(Acropolis Museum in Greece)に展示される予定の、ミッションの名前にもなっているギリシャ神話の女神アルテミスの3Dプリントによるレプリカ。
イスラエル宇宙局(Israel Space Agency)から提供された地球上で最も低い乾燥した地表死海の小石。
ドイツ宇宙局(German Space Agency)から提供された、学生が描いた月探査のイメージ図（デジタル版）。
スミソニアン航空宇宙博物館(Smithsonian National Air and Space Museum)から提供された、アポロ8号の記念メダル(Apollo 8 commemorative medallion)、アポロ11号のボルト(Apollo 11 bolt)、アポロ11号のミッションパッチ(Apollo 11 mission patch)。
ミッション終了後、フライトに貢献した関係者や従業員に配布される様々なフラッグ、パッチ、ピンバッジ。
NASAの宇宙船は、地球からの記念品を運んできた長い歴史がある。1977年の探査機ボイジャーは地球の音を録音した金色のレコードを運び、2011年のスペースシャトル最終ミッションで飛んだ金属は溶かして社員への表彰品に、最近では火星探査機パーセバランス(Perseverance rover)に、1090万人の名前が書かれたマイクロチップを搭載して着陸した。

NASAによる「アルテミス1号」の初打ち上げは2022年08月29日の朝に予定されている。
成功すれば約42日間のミッションとなり、2022年10月10日にオリオンの着水が予定されている。
2022年09月02日と05日の2回、離陸のバックアップの機会がある。
このミッションは、SLS(Space Launch System/宇宙発射システム)ロケットとオリオン宇宙船(Orion spacecraft)の主要なテストとして機能することになる。

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