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ドイツの鉄鋼ティッセン、グリーン技術部門設立。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年09月15日に、ドイツの鉄鋼・エンジニアリング大手ティッセンクルップ(ThyssenKrupp)は2023年09月14日に、環境技術に特化した脱炭素テクノロジー部門(Decarbon Technologies segment)を創設すると発表した。

エネルギー転換に向けた取り組みを加速させる狙いで、2023年10月01日から業務を開始すると報告した。

新部門の従業員数は約1万5,000人。

ベアリング事業(Business Unit Bearings)ローテエルデ(Rothe Erde)や水素電解装置を手がけるニューセラ(Nucera)、アンモニア事業、セメント事業などが組み込まれる。

これら事業の2022年09月期の売上高は合わせて€30億近くに上る。

新部門の創設により、事業体制は自動車テクノロジー、脱炭素テクノロジー、マテリアル・サービスの3部門と、スピンオフ(事業の分離・独立)を検討中の欧州鉄鋼事業および造船子会社TKMS(ThyssenKrupp Marine Systems/ティッセンクルップ・マリン・システムズ)となる。組織をスリム化することで新技術の開発に注力することが可能になるとしている。

ティッセンは併せて、各部門の財務目標達成を支援するプログラム「APEX」を開始すると発表した。

ウクライナ情勢、エネルギー価格や原料価格の高騰、サプライチェーン(供給網)といった問題への対策を講じる計画だとう。

ウクライナも大手にとっては、大きな負担である。
迷惑でもある。

https://www.thyssenkrupp.com/en/home
https://www.thyssenkrupp.com/en/newsroom/press-releases/pressdetailpage/pioneers-of-the-green-transformation--thyssenkrupp-establishes-new-decarbon-technologies-segment-with-key-technologies-for-the-energy-transition-and-rolls-out-groupwide-performance-program-230881
https://d2zo35mdb530wx.cloudfront.net/_binary/UCPthyssenkruppAG/8c049025-3a83-431c-808d-8cad93fb4a48/230914-thyssenkrupp-Presskit-for-Download---thyssenkrupp-establishes-new-Decarbon-Technologies-segment-.zip
https://www.kas.de/documents/265079/265128/Perception+of+the+Implementation+of+a+Hydrogen+Economy+in+Asia-Pacific+An+Expert+Survey+(final).pdf/3f2185a0-f583-3ef6-eb0d-fb0cadfeb2df

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