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元香港指導者の董建華、中国最高諮問機関の副議長から退任、ラムの席はなし。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」ノナタリエ・ウオン(Natalie Wong)は2023年01月17日に、香港の元リーダー林鄭月娥行政長官(Chief Executive Carrie Lam Cheng Yuet-ngor/キャリー・ラム・チェン・ユエット・ンゴール)が退任し、親政権派によるこれまでの推測とは異なり、香港の元リーダー董建華(Ex-Hong Kong leader Tung Chee Hwa)の後任になることはない。

元内政部長のラウ・コングワ(Ex-home affairs chief Lau Kong-wah)と副警察庁長官を務めたアラン・ラウ(Alan Lau, who previously served as deputy police commissioner)が新メンバーとして加わることが判明したと報告した。

つまり、香港返還後初の指導者である85歳の董建華董事長は、中国の最高政治諮問機関の副議長から退くことになるが、キャリー・ラム前首席執行官は、これまでの親中派による推測とは異なり、その座に就くことはないと、関係筋は述べている。

また、CPPCC(Chinese People’s Political Consultative Conference/中国人民政治協商会議)の新会員として、前内政部長ののラウ・コングワと副警察庁長官を務めたことのあるアラン・ラウ・イップシンが名を連ねていることも、「SCMP」の取材により明らかになった。

また、新世界発展一族の三代目周大福常務取締役であるエイドリアン・チェン・チーコン(Adrian Cheng Chi-kong/鄭志剛/郑志刚)と、「ギャンブル王(King of Gambling)」こと故スタンレー・ホー・フンスン(Stanley Ho Hung-sun)の娘であるシュンタク・ホールディングス会長のパンシー・ホー・チウキン(Shun Tak Holdings chairwoman Pansy Ho Chiu-king/何超瓊/何超莲)も任命されたと言われている。

数年前に癌で亡くなった私の友人は、故スタンレー・ホー・フンスンの元で世話になっていた。

今回、林鄭月娥と何超瓊の2人の女性で、天秤にかけられたのだろう。
そして、故スタンレー・ホー・フンスンの娘が選ばれた。

当然だろう。

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https://www.scmp.com/news/hong-kong/politics/article/3207171/former-hong-kong-leader-tung-chee-hwa-step-down-chinas-top-advisory-body-vice-chairman-no-seat


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