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EOS R3を見てキヤノンの底力を感じる

ミラーレスのEOS Rシリーズを展開しているキヤノンから、上級機として「EOS R3」が発表になった。

フィルムカメラ時代にはEOS 3シリーズがあったが、デジタルに移行してからは「3シリーズ」は欠番となっていたので、ちょっと意表を突かれた感がある。

これまでだと「プロ用の1、ハイアマチュア向けの5、5の廉価版の6」がフルサイズ機で、7や二桁機はAPS-Cサイズのランナップだった。今回は、「EOS 1D」が出たばっかりなので、「EOS R1」を出す前に、その中間的なR3を出したのではないか。

そして、フィルムカメラの頃に特徴的な機能だった「視線入力AF」に対応していることにも驚いた。

メガネを掛けた場合の精度とか問題があり、デジタル機になってからは対応モデルがなかったが、これまでの欠点を改善しているのか興味がある。

それにしても、ミラーレス化については、ソニーに比べて本格的な展開が遅れ、リードを許していた感じだったのに、EOS R5/6や今回の3R、それに、同時に発表されたマクロレンズも含め、キヤノンの底力を感じる。

私は、ミラーレスにしても一眼レフにしても、フルサイズ機のレンズと合わせた「重さ」が我慢できずに、APS-Cを真面目にやっている富士フイルムに転んだわけだが、このような頂上決戦的な争いは、見ていてわくわくする。

一方、キヤノンに比べて目立たないニコンのことも心配ではある。

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