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Low-G弦って、悩みの種?

4弦を1オクターブ低いG「ソ」にするLow-G

ウクレレらしさが薄れてしまうけど、音域が広がるから「やりたくなる」ものらしいですね。

この時に問題というか悩みの種になるのが「どんな弦を4弦に張るか」ということなんです。

4弦だけ別メーカーのものを使ってみたり、ギターの弦を流用する人もいるようなんです。そして、ベストの組み合わせが見つかったとしても、ウクレレ本体によってベストも変わる、と。

自分が持っているウクレレで、自分の好きな音色を出すために弦を試行錯誤する「沼」への一歩。

Low-Gをイイワケに2本目を買った話

3つのイイワケをして、衝動買いした2本目。

最初に張ってあったナイルガット弦が弾き慣れなそうだったので、オルカスのブラックフロロカーボン(ミディアム)に替えて、慣らし中です。

コンサートサイズの初号機をLow-Gにするつもりなんですが、2号機がシックリくるようにするまでは現状維持しようと思っています。

Low-G仕様の4弦を調べてみた

どんな弦にするか、使えるかが大きな問題。特に特殊な加工をしなければ、かなり太くなります。

弦が太くなると、弦がちゃんとナットの溝にはまらなくなったりします。太い4弦を使おうと思ったら、ナットの溝を削って拡げたりが必要です。

ということで、Low-G弦についてまとめます。

フロロカーボンは0.036"(0.92mm)

オルカス ブラックフルオロカーボン:0.036"

キワヤ フロロカーボン:0.036"

ワース ブラウンフロロカーボン:0.036"

弦が細くできるフロロカーボンでも、低音を出すためには1ミリ弱の太さになるようですね。

もっと細くしながらも低音を響かせるためには、金属を螺旋状に巻きつけている「巻き弦」を使うという選択肢に行きつくようです。

ワウンド弦(巻弦)は細くできる

オルカス 4弦バラ売りの巻弦:0.030"

フレモント ソロリスト(巻弦):0.030"

サバレス ナイロン巻弦:0.029"

フェイマス ナイロン+巻弦 0.027"

トダギターズ フロロカーボン+巻弦 0.023"

トダギターズのLow-G弦を発注

1st 0.52mm、2nd 0.66mm、3rd 0.74mmで、4th 0.57mm(巻き線)という Low-Gセットです。

オルカスのブラックフロロカーボンのミディアムゲージHigh-Gセットの太さが… 1st 0.49mm, 2nd 0.70mm, 3rd 0.76mm, 4th 0.55mm なので、ほぼ同じくらいの太さです。現在、これを2本目に張っています。ワースに替えるかもですが…

ちなみにオルカスのLow-G弦は、フロロカーボンが 0.036"=0.91mm、巻弦が 0.03"=0.76mm と太めの仕様になっています。

フェイマスの巻弦Low-Gのマロン弦セットの太さが… 1st 0.61mm, 2nd 0.76mm, 3rd 0.86mm, 4th 0.69mm なので、これより細いです。

トダギターズの弦へのレビューが少ないですが、「フロロカーボン弦で4弦が巻弦で細い」ということで発注して人柱になってみます。

現在、初号機にはどこのか分からないフロロカーボン弦が張ってあって、その張り具合で慣れてきちゃっています。なので、フロロカーボンで。

ナットの加工が必要かの目安に

デフォルトの弦として張られていることの多いAquilaソプラノ・レギュラーの弦の太さを見てみましょう。1弦が0.60ミリ=0.023インチ、2弦0.73ミリ=0.029インチ、3弦0.91ミリ=0.036インチ、4弦0.65ミリ=0.026インチだそうです。

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※ 2本目から外した4弦をノギスで実測した時

0.65ミリ=0.026インチより細いLow-G弦ならば、加工しなくても大丈夫だと思います。もちろん各メーカーごとに溝の幅は違うでしょうけど。

ナットの溝を拡げなくても、弦自体を押し潰して溝にねじ込むという荒技で乗り切ったり、ね。

実際にLow-G弦を張ってみた

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Enya EUC-25D というコンサートサイズのウクレレに張ってみたんですが… 4弦はナットの溝にギリギリ通ったって感じでした。

デフォルトで張られている弦がクリアのフロロカーボンなので、元々ナットの溝が細いんじゃないかって説もあります。

写真を少しアプリで加工してあるんですが、4弦は金属が巻かれているので色が違います。

実際にLow-Gで弾いて歌ってみた

4弦を強く弾くと「ブォーン」と長い時間響くので、ちょっと弾き方は意識しなきゃかも。

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