「霧の晩」

折り紙の馬にまたがり
遊びたがり

寂しかりけり
あぁ、なんと缶蹴りの懐かしいこと

かしこと
桐一葉の祖国にしたためを結び
おむすびのおふくろの味

葦の茂みに
キミは隠れ 日が暮れ 呉の港

皆と歌いまほし
今宵のみなど あってはならぬ
汝の花とならん

#詩 #きりばん

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