《Windsock》

黄色い昼に疲れた
霧雨の夕
黒鉄(くろがね)小屋の窓を開けて
水土(ミスト)に躰を晒す

白く純すぎる心はビリビリと破れ
赤紫の痣(朝)はヒリヒリと痛む

青き夜に僕は潜み
口笛で
好きな歌をなぞってみた

風の靴下の君よ
吹き流してくれないか
柔らかい歌声を
隣なき僕へと

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