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田中秀和さんマジどうなってんの?
ハナヤマタというアニメをご存じでしょうか?
知っている方も多いかと思いますが、
僕は最近知りまして、
このアニメの曲に衝撃を受けました。
田中秀和さん作曲の「花ハ踊レヤいろはにほ」という曲です。
アニメは、よさこい部のお話なので、曲もサビのメロディが
非常に日本的な音階、ペンタトニックスケールを軸に作られています。
曲の分析はもはや僕の趣味と言うか日課なんですが、これはやられました。
田中秀和さんと言えば、数多くのアニメソングを手掛けていて
特徴的なのはブラックアダーコードを多用する事です。
通称イキスギコードとも言われている非常にエモいコード、
具体的にはオーギュメントの分数コードです。
経過音的に使われる事が多く、よくある例としてはCのキーで
サブドミのFに解決する手前でG#aug/F#を入れたりします。
しかし今回はコード単体ではなく、曲の構成そのものに何か
違和感を感じました。
最初は、良い曲だな~と。
だけどよくよく聴いていくと
ところどころ頭の中で「?」
が多くなっていきました。
結論から書いてしまうと、
この曲はA♭とE♭のキーを
何度も繰り返しながら作られているのですが、
それが巧みすぎて
転調している事にすら気づかせない程メロも自然です。
次に気になったのがコードに対するサビのメロディ。
冒頭のサビメロのところではキーはA♭でコードは4536進行。
間違いなくA♭キーのサブドミナントからスタートしている。
しかし1番のサビではコードはA♭だけど、何かトニックの響きではない。
実はE♭のキーのサブドミナントからスタートしている。
違う調のサブドミナント上なのに、なぜかメロディは冒頭のと同じで
問題なく成立している。
普通は転調したら転調とともに(大概)メロディも変わるはずです。
はっきり言って最初理解できませんでした。
A♭→E♭の属調への転調で特にペンタトニックスケールであれば
構成音がとても似ているのでできる芸当なんだろうと一応の納得はしました。
それにしても巧すぎる。 田中秀和さん、頭の中どうなっているのか。。
Youtube→https://www.youtube.com/channel/UCE9nVagPns3N-L1epHH7AuQ?&ab_channel=DiegoFabregas 主にカラオケ作ってます。