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ヘアカット100


先日、久しぶりに散髪をしました。
正直、散髪ってあまり好きじゃないんですよ。

時間が掛かるので。


だいたい、1時間ぐらいでしょ。
その間に他の事が出来るのでは?と思ってしまいます。

それに散髪屋さんも難しいでしょ。
行った事がないお店に行くと、

どんな髪型にしたいか説明するのが面倒で。


「フロントは00ぐらいで、サイドは云々…」
と伝えても、自分のイメージ通りにはまずならないし。
だから自分はここ何年か、ずっと同じお店に通ってます。
だから椅子に座ると、

「いつもの」


それだけ。
まるでラーメン屋の常連みたいですが。
まぁその為に、

片道1時間弱掛けてお店まで歩いてますが。


前に住んでた家のご近所さんなんですよ。
そういう兼ね合いもあって、未だに通ってます。


それほどリキ入れてるクセに、肝心の髪形はテキトーです。
なんかねぇ、凝ろうとする意欲がないんですよ。
昔に色々やったから。


ガキの頃は、パーマをあててました。
叔母が美容師だった(自分がガキの頃には辞めてましたけど)んですよ。
だからやって貰ってました。
だけど女の子と間違えられる事が多くって。
そのくせ間違えられると即ギレする、困ったちゃんでした。
代表的なのが、銭湯。
ガキなので母親に連れられて、女湯へ。
湯船に浸かってると、間違えられることしきりでした。
女の子と言われる時もあるんですが、中には湯船から出る時に

「あ、ついてるわ!」


と言われた事も。
一体、何がついてたんでしょうね?


中学や高校の時分になると、ファッションとかに興味が出てきまして。
そこで伸ばしてたりしてたんですよ。
そしたら、一つ問題が。
学校では、頭髪検査があるんですよ。
先生が長さとか、パーマをかけてないかをチェックするんです。
引っ掛かったら、翌日に再検査。
それでOKだったら問題ないけど、アウトだったら色々面倒になる訳です。
忘れもしない高校3年の時。
引っ掛かったんですよ、頭髪検査に。
ウチの高校(バブリーダンスの高校)はぬるい体質で、
パーマ掛けてる奴もクラスに何人かは必ずいたんですよ。
そいつらはお咎めなしなのに、自分は引っ掛かったんです。
もうキレましてね。
当時通ってた美容室へ行ったんですよ。

「トップとサイドを短くして、

思いっきり鋤バサミを入れて」


担当の美容師さんにそう告げると、出来た髪型はまるで

70年代末のロンドンでたむろしてる、

チンピラみたいなどパンクな髪形


シド・ヴィシャスの出来損ないみたいです。
田舎でそんな髪型だから、担当した美容師さんが

「過激やな~」


と言う始末。
いや、切ったのアンタだろ。
翌日の再検査の時の、先生の表情はサイコーでした。

文句を言いたいけど、

規定を守ってるので言いたくても言えない


我慢の表情。
痛快でしたね。
ただ困った事が。
休み時間になると、よそのクラスの女子が見に来るんですよ。
わざわざ。
なんか動物園の虎やライオンみたい。
ハリネズミと言った方が正確かな?
アレは嫌でしたねぇ。
まぁすぐになくなったから、良かったけど。

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