Ⅳ.習近平新時代中国特色社会主義思想・学生読本・初中 p.43-44【4-2-0】

Ⅳ 将全面深化改革进行到底
Ⅳ 改革の全面的深化を徹底させる

二.中国之制与中国之治

二.中国の制度と中国政治

0-1:2020年新冠肺炎疫情暴发后,在党中央的领导指挥下,各级党委和政府、各部门各单位各方面闻令而动,全国迅速形成统一指挥、全面部署、立体防控的战略布局。广大人民群众生死较量不畏惧、千难万险不退缩,或向险而行,或默默坚守,以各种方式为疫情防控操心出力。“天使白”“橄榄绿”“守护蓝”“志愿红”等成为人们对抗击疫情斗争的深刻记忆。

意訳0-1:2020年の新型コロナウイルス肺炎のパンデミック(=感染爆発)が起こると、党の中央委員会の指導のもと、各レベルの党委員会と〔地方〕政府、各部門、各部署、各方面は〔党の〕指令を聞くや行動し、全国で迅速に統一的指揮系統、包括的な部署、〔陸海空の連携による〕三次元的対策という戦略的布陣が形成されました。大勢の人民大衆は生死を賭けることを恐れず、困難や危険にもひるまず、あるいはリスクを冒して打って出て、あるいは黙々と持ち場をしっかり守り、様々なやり方で感染状況(疫情)の対策(防控)に心を砕き力を尽くしました。 「エンジェル ホワイト」(医療関係者)・「オリーブ グリーン」(軍人)・「ガーディアン ブルー」(警察官)・「ボランティア レッド」(市民ボランティア)などは、人々の感染状況への抗戦に関する印象深い記憶となっています。

闻令而动(聞令而動):「中国共産党の指令を聞けば、何としてもそれを実行する」という、人民解放軍のスローガン。ゼロコロナ政策のなかで、広く民間でも使われるようになった。
 中国人といえば「上に政策あれば、下に対策あり」というイメージが強いが、訳者の体験に限れば、ゼロコロナ下の中国人民は日本人以上に空気を読んで忍耐強く自己を律しながら振る舞っていた。スマホアプリを軸とした監視システムの抑止力によるところが大きいとは言え、災害発生時の日本人のような連帯感が街なかに醸成されていたように感じた。
立体:立体は陸海空の三次元。
防控:予防(預防)とコントロール(控制)。対策
生死较量(生死較量):生死を賭ける
疫情(疫病情勢):疫病・感染症の流行状況。
操心:心配する、心配りをする、気を使う、配慮する
“天使白”:医療スタッフ。いわゆる「白衣の天使」。なおコロナ関連の報道でよく目にした白い防疫服で全身を覆った人々は「大白」という。
“橄榄绿”(橄欖緑):軍人、武装警察の官兵。軍服がオリーブ色(濃緑色)であることから。
“守护蓝”’(守護藍):警察官。警官の制服が濃紺であることから。
“志愿红”(志願紅):市民ボランティア(志愿者)。中国では活動中のボランティアは赤いベスト(チョッキ、ビブス)を着ていることから。ゼロコロナ下では、デパートや公共施設の入口に常駐し、入場者のスマホアプリ(直近のPCR検査結果を表示する)をチェックしたりしていた。
抗击(抗撃):抵抗して反撃を加える。抗戦

0-2:抗疫斗争伟大实践证明,中国共产党所具有的无比坚强的领导力,是风雨来袭时中国人民最可靠的主心骨;中国人民所具有的不屈不挠的意志力,是战胜前进道路上一切艰难险阻的力量源泉;中国特色社会主义制度所具有的显著优势,是抵御风险挑战、提高国家治理效能的根本保证。

意訳0-2:疫病との抗戦(抗疫闘争)という偉大なる実践は、中国共産党の有する比類なく強靭な指導力が、嵐に見舞われた時に中国人民が最も頼りにできる屋台骨(主心骨)であること、中国人民の有する不屈不撓の意志の力が、路上のあらゆる困難と危険に打ち勝って前進する力の源泉であること、「中国的特色のある社会主義」制度が備える顕著な優位性が、リスクの発生(挑戦)を食い止め、国家統治の効果を向上させる根本的保証であることを証明しました。

艰难险阻(艱難険阻):困難と危険。険阻は道が険しくて通行を阻んでいること。
抵御:食い止める、防ぐ、抵抗する
风险(風険):危険、リスク
风险挑战(風険挑戦):四字熟語であるらしい。「リスクの発生」か?
治理:統治する。(有効な措置を講じて、河川や環境を)整備し、治める。
效能:効能、効果、効き目
根本保证(根本保証):根本的保証。

典拠:2020年9月8日「全国抗击新冠肺炎疫情表彰大会」講話
抗疫斗争伟大实践再次证明,中国特色社会主义制度所具有的显著优势,是抵御风险挑战、提高国家治理效能的根本保证。衡量一个国家的制度是否成功、是否优越,一个重要方面就是看其在重大风险挑战面前,能不能号令四面、组织八方共同应对。

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