Ⅲ.習近平新時代中国特色社会主義思想・学生読本・初中 p.26【3-1-0】

一、统筹推进“五位一体”总体布局

一、「五位一体」という総体的布陣の推進を統一的に計画する

0-1:什么是总体布局? 我们借助“棋局”来理解。
 一位优秀的围棋手,必然能够审视度势,合理布局。棋局一旦开始,便抢占有利据点,布置阵势。每落一子,棋手都受大局观统率。大局观错误,布局就会紊乱,就会连下败棋。
 中国特色社会主义现代化建设就如同一盘围棋棋局,需从社会主义发展全局出发,因地制宜,布置阵势,攻破道道关卡、克服重重困难。

意訳:総体的な布陣とは何でしょうか?「囲碁」の試合に借りて理解しましょう。
 優秀な囲碁の棋士は、必然的に形勢をよく見て判断することができ、合理的に石を置き局面を作ること(布局)ができます。囲碁の試合がいったん始まると、棋士は有利な位置に石を配り、陣地を整えていきます。 一手ごとに、棋士は大局観に照らして判断します。 もし大局観が間違っていれば、打つ手は乱れ、囲碁に敗けることになります。
 「中国的特色のある社会主義」の現代化の建設は、ちょうど囲碁の対局のようなもので、社会主義の発展という大局から出発して、その局面によって適切な手を打ち、陣地を整え、あらゆる関門を突破し、あらゆる困難を克服する必要があります。

①统筹:統一的に計画を立てる。 统筹全局:全局面に対して統括的な計画を立てる.
②审视度势(審視度勢):詳しく観察して形勢を判断する。
③布局:辞書的な意味は「配置・構成・組み立て・レイアウト(する)」だが、ここは囲碁の棋士が盤面にパチパチと碁石を打っていって、陣地を作り、思い描いた局面を作っていくこと。
④大局观(大局観):囲碁や将棋の用語で、広い視野で形勢判断をする能力。物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断。
⑤紊乱:(秩序・状況・思想・思考・心情・紀律などが)混乱している、紊乱している、乱れている。
⑥统率(統率):指揮、統率
⑦棋手都受大局观统率:未詳。大局観に照らして打っていくという意味か?
⑧败棋:負け碁
⑨中国特色社会主义(中国特色社会主義):メディアでは「中国の特色ある社会主義」と翻訳されるが、訳者は敢えて「中国的特色のある社会主義」と訳している。要するに、中国の社会主義は、失敗に終わったソ連や東欧の社会主義とは違うということ。裏読みすれば、「改革開放」によって市場主義経済を導入した時点で、中国政府は貧富の格差が生じる未来を容認したわけであり、これは、ともすれば、社会主義の放棄と受け取られかねないわけが、あくまで格差は過渡的なものに過ぎず、中国共産党としては「格差のない社会主義国家の建設」という最終目標を目指し続けることを人民に示すための兵庫。
⑩现代化(現代化):モダニゼーション、現代化、近代化。例えばIT分野で、現在稼働中の既存システムを、より優れた新システムに入れ替えていくことをモダニゼーションという。ここでは、20世紀末にソ連崩壊とともにオワコンと化した「社会主義」という制度を、21世紀の技術を活用して再生することをいう。一般的に資本主義と言えば「貧しい者はとことん貧しい」、社会主義と言えば「全員平等に貧しい」というイメージがあるが、「社会主義現代化」とは「全員平等に豊か」という状態を意味する(ようだ。)
⑪因地制宜:適地適作。その土地にあった方法を取ること。
⑫道关卡:関門、関所

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