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著:T.A

地元の市民センター

わかる


一方で、



地元以外で見る市民センター


めちゃめちゃ気持ち悪くないですか?




地元の市民センターは、めったに利用こそしないものの、おばあさんが生け花教室をやっていたり、小学生がダンスしていたり……って様子がなんとなくわかる。


でも、地元以外で市民センターを見ると、

「誰が?何をするの?何?どういうこと?なんで?なぜ集うの?人は一人では生きていけないから?それってどうして?怖い怖い怖い!」

不安だ。

どうせやっていることは大体同じなのに。


どうせどこの市民センターも廊下の電気がちょっと暗くて、下駄箱のスリッパの色がまちまちで(……って市民センターあるあるを連ねようとしたけど、そもそも市民センターに馴染みがないので2つしか出ませんでした)


この前いつも使っている電車が止まって、違う路線のちょっと遠い駅から帰ってきたとき、地域のための施設が多くてだいぶ気持ち悪かった。今住んでいる地域への帰属意識が全くないので、地域共生を掲げられても全然ピンとこない。

なんで気持ち悪いんだろう。

ピンとこないから気持ち悪いんだろうか。

住んでいるから自動的に自分に関わることなのにどうしても自分のことのように感じられないという距離感が気持ち悪いのだろうか。

そこで生まれ育った人たちの人生に途中参加してる感じが気持ち悪いんだろうか。


わからない。おそらくその全てなのだろう。
あと、同じ理由で、地域の子供たちが地域のおじさんに空手教わってる道場とかも、知らない町で見るとなんか嫌かも。もっと言えば、馴染みのない町の図書館とか病院も嫌かも。今は大学図書館を利用していて、病院は幸い用がないので大丈夫だけれど。

みんなこのような生きづらさを感じながら生きているんでしょうか。



【交換日記】
K.Kさんがお笑いのほかに言語も好きということがわかって、意外な共通点に嬉しくなりました。私も言語が好きで、大学では英語のほかに中国語とアラビア語をやっていて、独学でクメール語も学んでいます!塾講バイトで英語教えたりもしています!KKさんが「言語を教える」というピンポイントなことに使命を見出だしているのはなぜなのか気になりました……!

M.Sさんは今回も例えまくりでしたね。全然関係ない名詞が急にポンポン出てきて読んでいて飽きません!流石です!例の宇宙の話が聞ける回を楽しみにしています……!

それから前回書いたお二人へのイメージですが、多少あたっているところがあったみたいで嬉しいです。
M.Sさんとは絶対にマジカルバナナしたくないなと思いました。
K.Kさんに関しては想像の一歩先を行ってましたね。電話で話したときにあんなに明るく話してくださる方にもそのような一面があると知って安心しました。


この交換日記もやっと3周目に入ったばかりでお二人のことまだわかっていませんが、お二人の日記を読んでいると、オリジナリティ溢れる面白い話題や軽快な比喩に包まれて、社会人の大変さが伝わってきます。
「人間は些細なことでも自分のクリエイティブな部分を活性化させることで満足感を得る(この原理で、既存のイラストを組み合わせて簡単にちょっとした創作ができる“いらすと屋”が流行った)」という話を聞いたことがありますが、やはりそこがない生活だとフラストレーションが溜まるのだろうなと想像します。
中学生の頃、ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』を読んで、神童だった主人公が物語の終盤で小さな工場の機械工に就職して労働に汗を流すシーンに切なくなったことを思い出しました。私の気持ちに反して主人公は幸せそうで、あぁ、この感情はまだわからないなと感じた場面でした。
好きなことは趣味にするという手もありますが、労働と生き甲斐が合致したら素敵ですよね……人生難しいですね……

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