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レタスのサラダ、かぼちゃのスープ

昨夜、「自分の中の神様に命令されて、食べられないし、いろんなところを触ってしまう」拒食症と強迫症になって精神科に入院した、というエッセイマンガを読んで、「レタスは食べられた」というくだりから、私が中学生の頃に、母(と姉)に「レタスのサラダ」を食べさせられたことを思い出して、うっ、となった。

姉がレタスのサラダが好き(ほんとかどうかわからないけど彼女は太りたくなかった)で、毎朝大量のレタスと12枚切の食パン半分に牛乳を食べた。お弁当は焼却炉に捨てた(これは母親が姉のために作った愛情弁当が気持ち悪かったため)。そんなんで水泳部にいたから。

(それも母と姉が「文化部は吹奏楽部以外禁止」と言うので)たぶん貧血や栄養不足ではなかったかなと思う。よくサボっていた。夕食もごはんは茶碗に半分だった。姉は母に夜食のかぼちゃスープを作って貰っていた。私は小さい頃に肥満児だったから、母は私がまた太るのを恐れて監視していた。

栄養バランスの整った低カロリーの食事を「もう食べられない」と言うと、母は喜んでいた。それを見て「ばかな女」と思うのが腹いせだった。反抗していたのだ。

塾の帰りに友人とコンビニのおにぎりを食べるとホッとした。夜中にどうしようもなくなって、炊飯器のごはんを少し食べてしまって、浅ましいことをした、とうんざりした。

私も異常状態だったが「母が強迫症だったのでは?」と気付いた。昨日読んだマンガの主人公は、お母さんに心配されているように見えた。私には「お母さんに甘えてる」ようにすら見えた。でも「中にいる神様」に監視されるのは別の苦しみなんだろうな…どうしようもないもんな。私は悪い子なので隠れ食べを覚え、母や姉に罵られながら彼女らより10センチも身長が高くなった。でも今も母と食事が出来ない。

(レタスは今は好き、てりやきチキンサンドとか!うま!)

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