【コラム】そのコンブチャ、本物？
皆さんこんばんは。
本日は少々面白い出来事がありまして、ブログにおこしてみようと思います。
今日は知り合いから「コンブチャを試してみて欲しい人がいるから渡したい」という依頼を受けまして、懇意にされている方ですし、それこそ体調が良くなって欲しくて快諾致しました。
そしてなんと、そのお渡ししたいと言っていた方は「今、他の製品だけど飲んでるところなの！ありがとう！」と、とても喜んで下さったそうで「プレゼントして良かったなぁ」と思っていたのですが、「今何飲んでるの？」と写真を送ってもらったその成分表示を見てびっくり。
エリスリトール、発酵紅茶エキス末（発酵紅茶エキス、デキストリン）、アガベイヌリン、紅茶粉末、アールグレイ粉末、食塩
上記のような成分がそのコンブチャには含まれているそうです。
純粋な感想は「これはコンブチャちゃうなぁ…」です。
私は別にアンチ食品添加物ではありませんし、健康大好き人間でもありません。普通にカップ麺食べますし、「食品添加物」と銘打たれていても、中には有害ではなくむしろ味を損なうことなく製品の保存期間を延ばしたり、身体に悪くない上に美味しくなる物だってあります。
ただ、今回購入されていた「コンブチャ」については、いわゆる我々の知るところのコンブチャとは全くの別物でした。※食品表示には「発酵紅茶エキス末含有食品」と記載されていますので、当然ですが正しく表示されています。
何が言いたいかというと、正しい知識をもって製品を選ばないと自分の望んだ効果は得られないだけでなく、場合によっては「コンブチャなんて効果ないじゃん」と思われてしまう可能性があることは少し寂しく感じました。
何でもそうですが、いわゆる「身体に良い」ですとか「自然派」と言われるものの原材料はシンプルです。
味噌は「大豆、米、食塩」のみですし、醤油は「大豆、小麦、食塩」だけです。コンブチャは基本的に「紅茶、糖分」この二つから製造されます。
場合によってはスパイスや果実を添加することもありますが、基本的にはシンプルです。
「原材料がシンプルなのに何で高いの？」と時々言われますが、それは添加物の方が安価で、安価だからこそ本物の代替物として使用され、コストカットに貢献しているからです。※バターの代わりにマーガリンを使用して、少しでも家計を浮かせるのと同じような感じです。
DIAMOND BREWERYのコンブチャは、比較的安価に提供させていただいています。それは続けて欲しいからです。現在は大容量サイズ等は製造していませんが、今後認知度が上がり、要望が出れば様々な形態で販売していこうと思います。
私も仕事柄「コンブチャのおすすめランキング！」と銘打たれた内容は時々拝見しますが、その検証内容は
・価格
・おいしさ
・糖質の低さ
・添加物の少なさ
・カロリーの低さ
等が対象で、「とりあえず流行ってるしランク付けしてみました」感がすごいです。ほぼ全ての商品で甘味料や粉末、エキス等が使用されていて、なんせコンブチャを製造している国内の醸造所が一つもランキングに入っていないところが、まだまだ認知されていないのだなと感じさせられました。
少し前のクラフトビール市場と同じような感じがして、懐かしささえありました。現状、クラフトビール市場は徐々に成熟して、そろそろ定着しつつありますが、コンブチャはやはりまだまだのようです。
中盤以降少し熱くなってしまいましたが、成分と製法を見る限りでは、上述したような成分が入っているコンブチャでは本当のコンブチャの効果は得られないのではないかな。と思った次第です。
コンブチャの効果と味を知っていただくには、まだまだ時間がかかりそうです笑
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パウチは炭酸がついていませんが、ボトル商品は微発泡。発酵由来の優しい炭酸がお楽しみいただけます。
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