【2023年も無料配布中】冊子「大学生のための『独学大全』完全ガイド」を作りました
(2023年5月2日追記)
今年も冊子プレゼントを行います! 東京大学生協様(駒場、本郷)でも紙の冊子を無料配布中ですので、お立ち寄りの際はぜひご覧ください。
この春大学に入学した皆様、おめでとうございます。『独学大全』は、大学生の学びを、全力で応援いたします。
今回、20ページの小冊子「大学1年生のための『独学大全」完全ガイド」を作りました。下記から無料でダウンロードできますので、よろしければご覧ください。大学1年生でなくても、そもそも学生ではなくても、役立つ内容だと思います。
20ページのPDFが、無料でダウンロードできます
ダウロードPDFはこちら↓(※2024年3月31日まで)
https://rd.diamond.jp/108536-pb
一番のウリは、「困りごと索引(こんなとき『独学大全』のどこを見ればいい?」の大学生向け拡張版がついていることです。
・どの講義を取ればいいかわからない
・レポート・論文をどこから手をつけたらいいかわからない
・怪しいサークルに誘われた
……などなど、『独学大全』本体には入れられなかった「大学生の」悩みとそれに対応する技法を紹介しました。
なぜ、大学生に『独学大全』が必要なのか?
最後に、こちらのPDFに掲載した、読書猿さんへの質問と答えを載せておきます。なぜ、大学生に『独学大全』が必要(必須)なのか、端的に答えていただきました。
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質問:大学1年生です。『独学大全』が大学生に役立つと聞きました。本当でしょうか?
読書猿さんの答え:役立ちます。理由は、大学生の学びは基本独学であるからです。
大学では、高校までのように、ああしろこうしろとを進捗を監視されて手厚い指示をもらうことも、必要となるスキルを手取り足取り教えてもらえることも、ほとんどありません。レポートを書いて提出しろと言われることはあっても、レポートの具体的な書き方を教えてもらえる機会はないか、あっても少ない。
前提知識や読み書き発表するやり方を含めて、基本的に自分で探し調べること、卒論のような長期間かかるタスクも自分でマネジメントすることが当然とされています。独学できる者だけが、満足に学べる場であると、いってもよいと思います。
質問:大学生に最も必要な、『独学大全』の技法はどれでしょうか?
読書猿さんの答え:どれも必要ですが、あえて言うなら技法22「リサーチログ」です。
『独学大全』に書いてあることは、「これくらいないと(単位は取れても)大学にかけるコスト(学費と時間)に対して元が取れない」最低限のスキルセットです。
敢えて言うなら、もっとも大切なのは、調べる方法です。「習ったことがないからできません」が許されるのは高校までです。大学では、知らないことはやらない理由にはなりません。何故なら、大学は人類が未だ知らないことに挑み、既知と未知の境界を前進させ、知識を拡大するために存在する場所だからです。あなたが知らなくても人類が既に知っていることなら、アクセスできるようにしておかないと、大学の本務に参加できません。
「記録する」ことは、学びの基本です。学んだことを記録していくリサーチログは、文献探す以外にも、大学生が出会う、あらゆる問題に役立つのでおすすめです。
わからないことから始めて、わかったことと、わからないまま残ったものを記録していく。次第にわかることが増えて、わからないことが減っていく(その一方で、今まで気づかなかった《わからないこと》もまた増えていくのですが)。実はこれは、世界中の研究者がやっていることを、フォーマット化したものなのです。
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