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1月6日 Practice of Abandonment 廃棄が正しい選択

おはようございます。

今朝も #ドラッカー #365の金言  から人生と経営を深めて参りましょう。

本日 #1月6日  のテーマは、

#Practice of Abandonment 

#廃棄が正しい選択

#まだ行なっていなかったとして今これを始めるかを問わなければならない

 まだ行なっていなかったとして、かつ今知っていることをすべて知っていたとして、今これを始めるかを問わなければならない。答えがノーであるならば、次の反応は、それでは何を行なうかでなければならない。
 次のような場合には、直ちに止めることが正しい行動である。第一に、製品、サービス、プロセス、市場の寿命がまだ数年あるという状況では、廃棄が正しい行動である。膨大な人手を奪うのは、そのような死につつある製品、サービス、プロセス、市場である。それらのものが、最も生産的で有能な人材を縛りつける。
 第二に、製品、サービス、プロセス、市場が償却ずみを理由として維持されている状況では、廃棄が正しい行動である。コストのかからない資産など存在しない。コストは埋没しているにすぎない。
 第三に、最も重要な状況として、製品、サービス、プロセス、市場が、これから成功させるべき製品、サービス、プロセス、市場にとって邪魔になった状況では、廃棄が正しい行動である。(『明日を支配するもの』)

ACTION POINT
#実際にこの質問を行い

#答えがノーであったならば

#いかに愛着があろうとも廃棄の決断をしてください

本日の提言は、1999年3月に出版された『明日を支配するもの』第3章 明日を変えるのは誰か 1 チェンジ・リーダーの条件ー仕組みと手法 体系的廃棄(83~84ページ)より引用されている。

変化はコントロールできない。できることは、その先頭に立つことだけである。

名言来ました。

 今日のような乱気流の時代にあっては、変化は常態である。変化はリスクに満ち、楽ではない。悪戦苦闘を強いられる。だが、この変化の先頭に立たない限り、企業、大学、病院のいずれにせよ、生き残ることはできない。急激な構造変化の時代にあっては、生き残れるのは、自ら変革の担い手、チェンジ・リーダーとなる者だけである。

 したがって、このチェンジ・リーダーになることが、あらゆる組織にとって、21世紀の中心的な課題となる。チェンジ・リーダーとは、変化を機会として捉える者のことである。変化を求め、機会とすべき変化を識別し、それらの変化を意味あるものとする者である。

 そのために必要なものが次の4つ。

(1)変化のための3つの仕組み、(2)変化の機会を知るための手法、(3)変化のための手順と予算、(4)継続性との両立

(1)の3つの仕組みとは、1)体系的廃棄〜もはや成果を上げられなくなったものや貢献できなくなったものに投入している資源を引き上げる仕組み、2)今までのやり方を変える仕組み・制度を整えること、3)成功の追求〜予想以上に上がった成果を列挙し、成功の機会に優秀な人材を投入する仕組みを整えること。(同書 83〜93ページ)である。

(2)については体系的なイノベーション手法を活用すること。それは次の7つの領いきを体系的に精査すること。1)自分及びライバルの予期せぬ成功と失敗、2)生産・流通におけるプロセス・ギャップ・価値観ギャップ、3)プロセス・ニーズ、4)産業構造と市場構造の変化、5)人口構造の変化、6)認識の変化、7)新しい知識の獲得、これらについて、製品やサービス、プロセス、市場、技術、流通チャネルのイノベーションの機会ではないか?と問うことが必要。(同書 93〜96ページ)

(3)については、小規模テストの実施、そしてイノベーション予算の確保が重要(同書 98〜101ページ)

(4)については、急に方向転換すること、そして、方向転換に際して互いが協力できるような関係性を築くには、組織の内部及び外部の取引先とも長期的な関係を重要視する態度でありコミュニケーションの重要性である。もちろん情報の共有化なくしてはあり得ない。(同書 102〜105ページより)

昨日を棄てることなくして、明日をつくることはできない。

先が見えないこの時代だからこそ、今日を変えていこう。愛を込めて。




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