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9月29日 Misdirection by Specialization スペシャリストの錯覚

9月29日日曜日です。
今日のテキストも、『 #マネジメント -課題・責任・実践』 34章 #目標と自己規制による管理 ( Management by Objectives and Self-Control ) 1974年版では、下巻 87~90ページより

今日の話は、朝礼とかセミナーとか研修会などで、誰もが1度は聞いたことがある「3人の石切工の話」。

今日のテーマ:
#Misdirection_by_Specialization  
#スペシャリストの錯覚

今日の金言:
#教会を建てているといえることが重要である

今日のACTION POINT:
#全員が自らの貢献を知ることのできる体勢を構築してください

三人の石切り工の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」「石切りの仕事をしている」「教会を建てている」と答えた。

マネージャーたる人物は3。未来ビジョンを持ちながら、目の前の仕事に取り組んでいるのだ、という話。問題は2の人物。専門家、職人気質の人。研究家。研究それ自体を磨くことは大切なのですが、己の仕事に没頭し、専門性を突き詰めるあまり、何のために仕事をしているのか、仕事全体の完成図、ビジョンを俯瞰して見えているかい?という問いかけです。

「鳥の目、虫の目、魚の目」と喩えられますが、専門家の方は、研究分野に没頭、没入して集中するあまり、全体を俯瞰してみる、別の視点から己の仕事を眺めることが出来にくいようです。

自分もどちらかいえば、没入型なので、例えば、映画などでは、主人公の視点と一体化してしまって、ストーリーを追いかけていってしまい、ついつい物事全体が見えなくなるタイプです。ところが、妻は、俯瞰して映画に対面できるようで、ストーリーに没入せず、仮説を持ちながら、「あれが伏線かも」と全体を見て、頭の中で答え合わせをしながら観ています。

仕事でも、そのように視点を切り替えながら、プロジェクトの進行管理など進めていくことで、より良い仕事が期間内に成立するようにやっています。

というわけで、専門性を磨くことを大事にしながらも、専門バカにならないよう、広い視野から物事を眺める。そんな訓練も必要なんじゃないかと感じた次第です。今月も残り1日。やっていきましょう!


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