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7月12日 体系的イノベーション Systematic Innovation

おはようございます。

#ドラッカー #365の金言 #7月12日 #体系的イノベーション #Systematic_Innovation #成功する起業家は女神の口づけを待たないで働く

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

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“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“

と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。

今日のACTION POINT

#イノベーションのための7つの機会・すなわち予期せぬこと _ギャップ_ニーズ_産業の構造変化_人口の変化_認識の変化_新知識について調べてください

イノベーションのための7つの窓(機会):すなわち(1)予期せぬ出来事、(2)違和感(ギャップ)、(3)プロセスが必要とするもの(ニーズ)、(4)産業構造や市場の変化、(5)人口動態の変化、(6)認識、気分、意味合いの変化、(7)新しい知識、を観察すること

イノベーションというと、技術革新、と訳されるからか、技術的な進歩のこと、と思われているがそうではない。

19世紀の初め、アメリカの農民にはほとんど購買力がなかった。そのため農機具を購入することができなかった。市場には数十種類に及ぶ農機具が出ていたが、いかに農民がそれらを欲しても、購入すべき資金がなかった。その時、農機具の発明者の1人、サイラス・マコーミックが割賦販売を考え出した。農民は過去の蓄えからではなく未来の稼ぎから農機具を購入することができるようになった。こうしてまさに突然、農機具購入のための購買力が生まれたのである。(「起業家精神とイノベーション」48ページより)

ドラッカー博士は、この「割賦販売」こそイノベーションと紹介されている。本書では我が国におけるイノベーション事例も紹介されているけれど、販売方法、という点でいえば、「富山の薬売りの「置き薬」商法」もイノベーションとして優れた商法です。

アメリカよりも200年ほど早く、わが国では、購買力のない農民に対して、「先用後利」の理念で販売実践してきた富山の薬売りの「置き薬商法」は日本中にイノベーションを起こしました。

 「先用後利といえばよく、“ファースト・ユーズ、ペイ・アフターの仕組みのことだね”といわれます。確かに商売の仕組みとしてはそうですが、これはぜひ、商いの“心”としてとらえてほしい。江戸時代の鎖国の時代に富山から日本各地へ薬の商いに行くということは、外国人が商売に来るようなものです。いかにいい薬とはいっても、初めて会う外国人をだれが信用するでしょうか。まずは先にしっかり効き目のある薬だということを確かめてもらって、顧客からの信用・信頼を得なければなりません。それができれば“利”は後からついてまわる、というのが“先用後利”の考え方で、二代目富山藩主前田正甫公が医薬品産業創設の理念として掲げました。廣貫堂も富山の薬産業もずっとこれを続けてきたからこそ今日があるのだと思います」( https://www.tkc.jp/cc/senkei/201010_special01/ より)

イノベーションは技術のみならず、自分の周りからも、小さな変革からも生まれます。今日もやっていきましょう。

価値の増大、イノベーションについても↓で語っています。


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