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4月10日 危機とリーダーシップ

おはようございます


#ドラッカー #365の金言 #4月10日 #リーダーシップと危機    #いかなる組織も危機に襲われる#そのときがリーダーに頼るときである

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3qUQZtj

“汝の時間を知れ“ ドラッカー

上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“


と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。


今日のテーマ:リーダーシップと危機

今日のアクションポイント:  #あなたの組織が直面する重大な問題を列挙してください。 #問題の本質について率直に議論してください#対策をまとめてください


2020年の実質GDPは、前年比ー4.8%。26.8兆円のマイナスでした。コロナ不況が直撃した観光業25兆円と外食市場27兆円の合計52兆円でしたが、そこからGoToや逆にコロナが新需要になった業界もあって24兆円ほどカムバックしたけれど、全体的には自粛の影響は大きかった、ということなんでしょう。

数値参考サイト https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010010001010100001/1


いずれにせよ、GDPのマイナスは、2009年(−5.7%)リーマンショック時以来、11年ぶりのこととなりました。世界的にも、2020年GDPがプラスになったのは台湾のみですが、10%を超えるマイナスとなったイタリア、イギリスなどと比較すると、比較的わが国は、感染数も経済的にも

ダメージが少なかったことがわかります。

つまりは、4月8日現在、第3波だ4波だマン防だと騒いでいますが、数字を見て、他国と比較して、冷静に考えればそんなに悲観的になることはないとわかるはずです。

とはいえ、業界によっては、大きな危機を迎えたところも少なくありませんでした。特に、経営基盤が脆弱な中小企業にとっては、感染症という大きな波に対して無力を感じたところも少なくありませんでした。キャッシュの積み上げ、利益率の向上、在庫回転率を上げる、在庫ロスを減らすなど、より収益を高める施策に勤めることが大切と痛感しました。目先の集客や現金のための値引きは、資産を増やすことに貢献しない、とはっきりわかりました。

今日のドラッカーは、リーダーは危機の到来を予期することが重要と述べています。とはいえ、2020年が、そして、今の2021年もこんなになるなんて、誰か予想できましたか?

リーダーにとって最も重要な仕事は、危機の到来を予期することである。回避するためでなく備えるためである。危機の到来を待つことは責任の放棄である。暴風雨を予期し、先手を打たなければならない。災厄の到来を防ぐことはできない。だが、それに対処すべき態勢の整った組織、すなわち士気高く、とるべき行動を知り、自信に溢れ、互いに信じ合う組織をつくることはできる。
訓練において重要なことは、将校への信頼を兵士にしみ込ませることである。信頼なくして戦うことはできない。

災厄の到来を防ぐことはできないが、対処できる組織を作ろう、ということです。

元Googleの村上氏はこう語っています。

「常に最悪の事態を想定していれば、問題は必ず解決する」(「道は開ける」カーネギー)まず、最悪事態として納品した製品が返品されるということを受け入れる。その上で、それを避ける手立てを考える。最悪の事態を常に覚悟し、できるだけその事態が起こらないよう対策をしていれば、精神状態が安定するのです。最悪の事態を想定していないと、あれもこれもと不安になって心身ともにのたうち回ることになるわけです。

そういうわけで、今日もやっていきましょう。


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