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1月3日 Management Is Indispensable 不可欠の存在としてのマネジメント

2022年、明けましておめでとうございます。

今年も #ドラッカー #365の金言  を活用して、人生と経営に深みを、そして、自己成長に。さらに自ら実践行動してまいりましょう。

本日 #1月3日  のテーマは

#Management_Is_Indispensable  

#不可欠の存在としてのマネジメント です。

#二葉の草を育てる者こそ人類の福祉に貢献する者である

 マネジメントは、文明が存続するかぎり、基本的かつ支配的な機関として存在を続ける。それは、近代経済の特性および企業のニーズからして不可欠のものである。
 のみならず、それは現代社会の信念の具現である。経済資源の組織化によって人類社会の糧を確保しうるとの信念の具現である。経済が福祉と正義の実現の強力な原動力になるとの信念の具現である。三〇〇年前、ジョナサン・スウィフトがいったように、想像力だけの哲学や形而上の体系を築く者ではなく、一葉の草しか育たなかったところに二葉の草を育てる者こそ、人類の福祉に貢献する者であるとの思想の具現である。
 資源を生産的なものにすることを託された機関、すなわち経済発展の責任を課された機関としてのマネジメントは、現代の基本理念を反映する存在である。もはやマネジメントは不可欠の存在である。そしてそのゆえにこそ、その誕生以来ほとんと反対されることなく急速に成長してきたのである。(『現代の経営』1987年版 上巻  1  経営者の役割 3〜4ページより)

ACTION POINT
#マネジメントの能力#真摯さ#仕事ぶりが社会の発展に不可欠なことを示してください

Management Is Indispensable(経営は不可欠である)。

 自由競争の経済において、事業競争に打ち勝って成功を収めるか否か、あるいは事業が存続しうるか否かを決定する唯一の要因は経営者の能力と実行力である。(『現代の経営』1987年版 上巻  1  経営者の役割 3ページより)

 『現代の経営』(The Practice of Management)は、1950年代初期から執筆され、1954年に米国で、日本語版は1956年に出版された経営学の古典です。太平洋戦争敗戦後11年目に出版されたこの本から、当時の日本の企業経営者たちが大いに学び、己の経営に取り入れたことがのちの高度経済成長期にもつながったと言います。

 さて、現在は「失われた30年」と言われる長期の低成長と震災、原発事故、疫病で苦しみ、インフレ傾向が進む2022年の経営者の私たちも学べることがあります。

 彼は、本書で、「ビジネスとはマーケティングとイノベーションによって顧客を創造する活動」と定義し、経営者は、(1)市場における地位・(2)イノベーション・(3)生産性と寄与価値・(4)物的資源と財源・(5)収益性・(6)経営者の能力と育成・(7)労働者の能力と態度・(8)社会的責任という8つの分野ごとに明確な現実的目標を立てて、「経済的成果の達成」に向かうよう導くことがその職責であると論じています。

 2021年秋以降、米中激突によりグローバル経済は自由貿易からブロック化。互いの経済圏で食料・エネルギー資源の確保合戦が始まった結果、食料、木材、原油価格などが高騰、しかも、欧州寒波により再生エネルギー計画は頓挫、「脱炭素」よりも暖房優先、凍死を防げ、と石油需要のみならず石炭・天然ガス需要も増加。

こちらのサイトによれば、


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一方で、OPECプラスは増産要請にNOと言い続けているため、原油価格は高騰傾向。

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 この転換期においては、どの企業も経営方針を変更して、組織の再構築と方向転換を図る必要に迫られています。そして、今年は、企業から離れ、独立起業して、新たな道を進むと決断される方々がより多くなると思います。新たな道へ進むには年をとり過ぎている、不安と感じている人も少なくないでしょう。しかし、組織内に止まっていても、飛び出なくてはならないとしても、閉塞感を感じるかもしれません。しかし、諸行無常。前例なき道を歩む時です。このような時には、基本的な条件に焦点を絞ることが大切です。

今日を変えていこう。愛を込めて。

 



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