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1月18日 Society of Performing Organizations 組織の評価基準

おはようございます。今朝も #ドラッカー #365の金言  より人生と経営を深めて参りましょう。

本日 #1月18日  のテーマは、

#Society_of_Performing_Organizations  

#組織の評価基準

#実りによって彼らを知れ

 今日、あらゆる先進社会が組織社会となった。すべてではないにしても、社会的な課題のほとんどが組織によって遂行されている。
 組織は、自らのために存在するのではない。組織は手段である。それぞれが、それぞれの社会的な課題を担う社会のための機関である。組織の目的は、人と社会に対する貢献である。したがって、活動の評価基準は自らの外にある。あらゆる組織が、自らの成果とすべきものを知らなければならない。
 あらゆる組織が、自らの目的とするものを明確にするほど力をもつ。評価の基準となる明確な尺度をもつほど大きな成果をあげる。自らの存在の正統性の基盤を成果におくほど正統性を高める。「実りによって彼らを知れ」との言葉こそ、多元社会の原理とすべきものである。(『断絶の時代』『ポスト資本主義社会』)

ACTION POINT
#あなた自身 、#目標にふさわしい評価基準をもっていますか。

今日の提言は、『断絶の時代』手元の昭和44(1969)年版だと、第9章 組織のマネジメント 247ページ、278ページ、『ポスト資本主義社会』1993年版 だと97〜98ページ あたりと思います。

ドラッカーは「断絶の時代」で、すでに成し遂げられた過去の事実と、これから到来する未来とは4つの分野において過去の延長線上に進化するのではなく、それぞれの分野が過去とは非連続に進むだろう、と記しています。

4つの分野とは、1、新しい技術、2、国境を超えたグローバル経済、3、政府や大組織に権力が一元化した社会から多数の組織に権力が分散化し多元的となった社会、4、知識社会の到来、です。

権限が政府に一元化していた時代から、組織社会の到来によって権限が分散化し多元化しました。また、組織もかつてのように1部のトップによる指示命令に従って行動すればそれで良いとするトップダウン式のヒエラルキー組織から、知識労働者が中心となって、自律的に判断するフラットな組織構造へと変わりました。

組織それ自体が目的ではなく、組織はある目的達成のための手段となります。そして、「何を成し遂げるか」「社会に対して何を成果とすべきか」を問い、社会の必要を満たすことを収益の高い新事業の好機とすることが求められる。組織は、組織は従業員のために存在するのではなく、社会に貢献するためにある。成果をあげるためにあるのだから、何を成すべきか、企業目的を明確にして実践せよということが、「(自らの行動が)どんな実りをもたらしたか、結果から知れ」という意味となります。

「実りによって彼らを知れ」の言葉は、“By their fruits ye shall know them.”(「その実によって彼らを見分ける事が出来る」 (新約聖書 マタイの福音書7-20))からの言葉です。

ちょっと難しい表現になってしまっていますが、それぞれの組織で、個人が権限を発揮しながら、社会のために貢献しようということです。

いい1日となりますよう。今日を変えていこう。愛を込めて。


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