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急には子供も新規事業も育たない。8月4日 Managing the New Venture ベンチャーのマネジメント

おはようございます。
本日も #ドラッカー #365の金言  からスタートしていきましょう。
新規事業は、子育てするようなもの。生まれたばかりの乳児は育児室でなければ育たない。

確かに。
とある企業が感染症でサービス業から製造業への「転業」を試みていました。しかし、技術的、能力的にも、新たに製造業として立ち上げるのは難しい点が壁となっていました。まずは小さなテスト製造と販売で実績を積み、お客様からのフィードバックを得ながら品質改善に努めています。一朝一夕にはできるものではありません。あれから2年が経過していますが、現在も「妥協しなければ出せるんだけど・・・」と試行錯誤しながらテストを実施しているとのこと。いい成果となりますよう応援しています。



#Managing_the_New_Venture
#ベンチャーのマネジメント

#新事業は乳児であって乳児をおくべきところは育児室である


 イノベーションにかかわる仕事、とくに事業、製品、サービスの開発を目的とする仕事は、既存事業の現場のマネジメントではなく、イノベーション担当の役員のもとにおかなければならない。しかし残念ながら、通常はそうなっていない。
 新事業はいわば乳児であって、しかも乳児のままでいる期間はかなり長い。乳児をおくべきところは育児室である。成人すなわち既存の事業や製品を担当する者には、乳児に割ける時間はないし、理解することもできない。
 乳児を育児室におくことで世界的に有名なメーカーが3社ある。洗剤と食品のメーカー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、医療と健康関連用品のメーカー、ジョンソン・アンド・ジョンソン、各種工業製品と消費財製品のメーカー、3Mである。これら3社は、細かな点では違いがあっても、基本的には同じ経営政策をもっている。新事業は独立した事業としてスタートさせ、専任のプロジェクト・マネジャーに担当させている。

(『イノベーションと起業家精神』)

ACTION POINT

#新事業は育児室においてください

#乳児は成人と別に扱う必要があります

本日のテキストは、『イノベーションと起業家精神』13章 起業家的事業 278〜280ページより

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