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2月12日 傍観者の役割

#ドラッカー #365の金言 #2月12日 #傍観者の役割 #傍観者には役者と観客には見えないものが見える #何がなされるべきかを知るためにあえて傍観者になってください #そして行動してください #ただし人を驚かせないよう気をつけてください

傍観者は自分の目で見、自分の頭で考える。

ドラッカー博士が企業コンサルティングの際、気をつけていたご自身のスタンスと聞きます。この姿勢を参考に、自分も経営コンサルタントとして、クライアントとの距離感、スタンスに気をつけています。

当事者意識を大切にしながら、だけれど、実際にはコンサル自身は当事者ではない。

だからこそ、当事者には見えないものを見抜くこと。本質はどこなのか?なんなのか?そして、それを言語化して伝えることに徹する。

ついつい、現場に入り込んでしまうと局所的な助言になりがちです。

果たして、それ助言と言えるの??と言う失敗をも繰り返してきました。そこで学んだことは、聴く。観る。請われたときにだけ意見を言う。流れに任せる。タイミングを大切にする。こうした学びによって、クライアントさんへの成長につながることも体験しました。

やはり、ビジョンの実現の方向へとガイドするためには、俯瞰的な立ち位置にいることが大切に感じました。だから、自分は純粋なコンサルとは言えないと思っています。介入してほしい、とリクエストされない限り、自分の持っている能力で現場や経営に介入せず、フレームワークのファシリテーションのみにとどめる、できる限り介入を最小限に、を心がけるように変わりました。

基本、観る。傍観者。その視点が必要と思います。

そのうち、フレームワークのファシリだけで、助言も提言も何もしない方がいいのでは?コンサルは介入しない方がいいのでは?具体的な助言もしない方がいいんじゃないか?と考え方が変わってきました。

なぜなら、コンサルの意見や上司の意見の方に動こう、としてしまうからです。自ら考え、決定していくことから、学びが生まれるのにその機会を奪うと、その後、大きな損失を与えてしまうように感じられたからです。

自ら学び、自ら変革へと進めば当事者が、現場が、意識から意欲から桁違いです。ですが、上司が他人がこうやれ、って言われるのを待ってる現場ではどうでしょうか。それは意欲が違いますね。

向かう方がエネルギーが違います。

そうか、そうなんだ、こうしようぜって現場の、特に、最前線のスタッフが、アルバイトさんやパートさんたちが、自ら改善する組織を目指すべきなのに、そういう組織を目指せ、と指示命令したら、元も子もないんだよなぁ、と、いくつかの現場改善に携わった経験から、感じたのですね。

自らが外界であるお客様や取引先とコミュニケーションをとって、それを社内にフィードバックし、そのフィードバックから組織が学び、改善へと動いていく組織は改善が早いです。

トップも外部コンサルも、こうした方がいい、ああした方がいい、とは、口に出したくなるけれど、グッと堪えて、現場の工夫を、自主的な動きを待つ、待つ、待つ、、、そのスタンスの方が、長い目で見て成長する組織になるなぁと。

他人から言われたらうざい、でも、自分の経験なら納得。誰でもそうですね。

そんな変革を積み重ね、組織内部から自主的、自発的に経営改善している企業の1つにネッツトヨタ南国さんがあります。創業者の横田英毅さんから大きく学ばせていただいています。こちらの書籍はなんと499円。お勧めです。横田さんからの学びもあり、自身のスタンスを変更する機会にもなりました。

ネッツ南国さんでの学びは自分にとって大きなものとなりました。

その後のコンサルでは、自分のスタイルが全く変わりました。いわゆる「傍観者」的なスタンスによって良くなったところもあったと思います。また、同じくネッツ南国さんを参考に組織改善に取り組んでいる長野ろうきんさんも、そして、私自身がコンサルした医療機関などの例でも、スタッフの自発的な行動が生み出すように様々な取り組みをおこなうことで、自発的に動く組織の風土に変わりつつあります。すると、組織全体が変化し、結果、業績も飛躍します。

外部や支店長などの上席から、あーだ、こーだ、と介入するでなく、自然に変わるように組織風土を整えるやり方です。

え?そうしたら、コンサルって何したらいいの?それじゃ課金できないジャン!?!

それは、今までの課金システムが間違っていたのです。

何かしたから課金、介入したら課金、じゃないのです。

介入したらむしろ罰金を払うのです。

役者が演じ、観客が見ているところに、「おいおい、それ違うよ!」って舞台に突然第三者が介入したら、追い出されるのと同じです。

介入しないからこそ、自分のようなコンサルが求められているのかな?笑


今日もやっていきましょう。

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