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「成功した!めでたしめでたし、ではない」 そこからが始まり。 8月28日 Success Always Creates New Realities 成功がもたらす新しい現実

おはようございます。
このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

#8月28日  本日のテーマは、
#Success_Always_Creates_New_Realities
#成功がもたらす新しい現実
という内容です。

このテキストは、『マネジメント-課題・責任・実践』 7章 企業の目的と使命 1974年版 上巻 140〜141ページより

 現実世界では「成功しました、めでたし、めでたし」とはならず、成功によって、新しい現実が創造されるのが常である、とドラッカー。

だから、成功した時に、改めて、「われわれの事業は何か」を問い直し、「われわれの事業はどうなるであろう?」と問わなければならない。
市場動向はどうなるか。
顧客、市場構造、技術とに基本的な変化が起こらない、と仮定して、行動していいものか、
それとも、
変化があるとしたらどういう方向なのか、
確かに将来はわからないものですが、予想屋になることではなく、どういう方向へ動くだろうか、をシュミレーションしておくと慌てないで済むよ、と助言してくれています。

 1965〜74(昭和40)年代、100万部以上と、最も売れていた週刊誌は、「週刊平凡」「週刊明星」という芸能週刊誌でした。「平凡」は1987年10月に、「明星」は1991年12月というバブル期に終刊となりました。

 何が起こったかというと、人口の中身が変わったのです。年齢構成の変化のため、教育水準の向上のため読者のニーズが変わったのです。
 かつてのように芸能界情報をウォッチしていた「大衆読者」というものはバブル期までには居なくなってしまったのです。
 では、芸能界は廃れてしまったのか、というと、そうではありません。
 松田聖子、田原俊彦をはじめとするアイドルが生まれ、アイドルブームが起こっていました。また、オフコースやチューリップなどのニューミュージック系のアーティストが人気を集めていました。こうした需要に「平凡」も「明星」も応えられなかったのでした。
 その代わり、テレビ番組を紹介する「テレビガイド」、FM放送プログラムを紹介する「FMエアチェック誌」や「音楽情報誌」、サブカルチャー誌など「特化した大衆市場」に合わせた雑誌が多数生まれました。それぞれの雑誌の発行部数は、「明星」や「平凡」ほどの部数には程遠いものでしたが、これらの後発雑誌発行部数を合計した部数は、「明星」と「平凡」を合わせた部数よりも多い部数に育ちました。
 その後、1998年ごろインターネットが登場し、2007年スマホが登場し、かつて雑誌市場は縮小していくわけで、

http://www.garbagenews.net/archives/1885090.html 

「成功しました」からが、本当の勝負。と先人が教えてくれることは、貴重な教えであり、学びになりますね。ということで、今日もやっていきましょう。

#幸せに暮らしましたで終わるのはおとぎ話だけである


 成功は常に、その成功をもたらした行動を陳腐化する。新しい現実をつくりだす。新しい問題をつくりだす。
 成功しているマネジメントが、事業は何かを問い直すことは容易でない。議論の余地はないとする。けちをつけることを好まず、ボートを揺らすことを好まない。しかし、成功しているときに自らの事業を問わないマネジメントは、つまるところ傲慢であって、怠慢である。成功が失敗に変わる日は近い。
 1920年代にアメリカで最も繁栄していた産業が炭鉱と鉄道だった。いずれも、神が独占を与えてくれたものと考えていた。事業が何かはあまりに明白であって、考える必要もないと思っていた。

(『マネジメント-課題・責任・実践』)

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