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5月1日 Managing Knowledge Workers 知識労働者のマネジメント

おはようございます。GW中ですが、いかがお過ごしでしょうか。今月も #ドラッカー #365の金言  でスタートしましょう。

本日 #5月1日  

テーマは #Managing_Knowledge_Workers  

#知識労働者のマネジメント

そして、本日の金言は、、、

#知識労働者のマネジメントはマーケティング的な仕事である

 先進社会がリーダーシップをとりつづけていくうえで鍵となるものは、知識のプロとしての知識労働者の社会的地位であり、社会的認知である。
 ところが今日、われわれは、資金こそ主たる資源であり、その提供者こそ主人であるとの古い考えに固執し、知識労働者に対しては、ボーナスとストックオプションによって昔ながらの社員の地位で満足させようとしている。だがそのようなことは、一時のネット起業のように株価が高騰している間しか通用しない。
 知識労働者のマネジメントは、マーケティング的な仕事である。マーケティングの基本はこちらが何を望むかではない。相手が何を望むか、相手にとっての価値は何か、目標は何か、成果は何かである。
 知識労働者の動機づけは、ボランティアの動機づけと同じである。ボランティアは報酬を手にしない。それゆえに仕事そのものから満足をえなければならない。何にもまして挑戦の機会をもたなければならない。

(『明日を支配するもの』『ネクスト・ソサエティ』)

ACTION POINT 


#有能な社員には挑戦的な仕事を与えてください

今日のテキストは、『明日を支配するもの』と『ネクスト・ソサエティ』からという。それぞれ見ていこう。

 これまでの雇用の前提は、

「組織のために働く者は全て、その組織に生計とキャリアを依存するフルタイムの従業員であるはず」(中略)「組織のために働く者は全て、その組織において誰かの部下であるはず」(中略)「彼らのほとんどがとりたてて技術もなく、言われたことをするだけの存在」(『明日を支配するもの』20ページ)

 しかし、この前提は、すでに変わりつつある。組織に依存する「サラリーマン」の時代は終わり、組織が高度な知識労働者、もっとも貴重な人たちに頼る時代になる、という。つまり、プロスポーツ選手のような存在の知識労働者で成果を上げる組織になる、ということだ。

 特にこれからは、人をマネジメントすることは、仕事をマーケティングすることを意味するようになる。マーケティングの出発点は、組織が何を望むかではない。相手が何を望むか、相手にとっての価値は何か、目的は何か、成果は何かである。つまり、適用すべきはX理論でもY理論でもなく、いかなる管理論でもないということである。(『明日を支配するもの』第1章 マネジメントの常識が変わる>3、第3の間違い〜人のマネジメントには唯一の正しい方法がある>仕事をマーケティングする 24ページより)

 某牛丼チェーン店の常務氏は、残念なことになってしまったが、彼が著しい成果を上げる人材であれば、数ヶ月もしくは数年の冷却期間を置いて、また、再びどこかの企業と顧問契約を結ぶはずである。

彼らは、金銭欲に訴えてやる気を起こさせることは不可能です。彼らの価値観を満足させ、社会的な地位を与え、社会的な力を与えることによって活躍してもらわなければならない。そのためには、彼らを部下ではなく同僚の経営者として、単なる高給の社員ではなくパートナーとして遇さなければならない。(「ネクスト・ソサエティ」第2部第1章 IT革命の先に何があるか>知識労働者は金では動かない、88〜90ページ)


「製造テクノロジストを職工として扱ったかつてのイギリスの轍を踏むことになる。その帰趨も同じところとなる。」(同書、89ページ)

 すでに、MLBのようなプロ球団は、大谷翔平のような才能ある選手を1人でなく、何人も揃えたヤンキースやドジャーズのようなチームでなければ、10月以降のポストシーズンに進出することはできない。

業界をリードしようとする企業(例:ゴールドマン・サックスのような企業)は、大谷翔平のような才能を持つ知識労働者を揃えようとするはずだ。

マーケティングの基本はこちらが何を望むかではない。相手が何を望むか、相手にとっての価値は何か、目標は何か、成果は何かである。

ビッグなチャンスが待っている。才能を磨こう。成果を上げていこう。


https://note.com/dialogjapan/m/m740de8d0218d

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今日を変えていこう。愛を込めて。

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