4月21日 スローンの人事

おはようございます

昨日の続きです。

#ドラッカー #365の金言 #4月21日  #スローンの人事  #正しい人事のために4時間をかけなければあとで400時間とられる

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3sucDVe

“汝の時間を知れ“ ドラッカー

上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“

と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。


今日のテーマ:スローンの人事
今日のアクションポイント: 

#採用・異動・評価などの人事を最も重視してください

Make decisions on people – selection, placement, and evaluation – your top priority.(人に関する決定、つまり選択、配置、評価を最優先にしてください。)

今日のアクションポイントは、「適切な人事を経営判断の最優先にせよ」ということで、「人事こそ組織の要」であることが強調されています。

You think and everybody thinks that a company can have ‘better’ people. All it can do is place people right – and then it’ll have performance. (あなたも誰もが、会社は「より良い」人材を確保できると思っている。会社ができることは、人を適切に配置することだけです。そうすればパフォーマンスが得られるのです)

今日もGMの偉大なCEO、スローン氏の言葉から引用されていますね。象徴的な言葉が次の一文です。

If we didn’t spend four hours on placing a man and placing him right, we’d spend four hundred hours on cleaning up after our mistake – and that time I wouldn’t have. (正しい人事に4時間費やさないと、ミスの後始末に400時間を使うことになる。)

人事が組織にとって非常に重要なものである、と教えてくれています。

「孫子」でも、五事七計=「5つの基本問題」と「7つの比較検討事項」をもって、戦力を検討し彼我の優劣を判断する、とあります。

戦争の大筋を把握する際は、「道、天、地、将、法」の「五事」で考え、自軍と敵軍との戦力比較の際は「君主、将帥、天地、法令、兵衆、士卒、賞罰」の「七計」で考えよ

五事(5つの基本問題)とは、道・天・地・将・法。

この中にある「将」こそ組織リーダー人事。

将帥たる者の資格条件とは、智・信・仁・勇・厳の5つに適しているか、である。

現代企業の競争と古代の戦争とを単純比較することはできませんが、どの組織も優れた「将」を必要としていることは間違いがありません。

「適切な人材を配置せよ」というスローンCEOの人事への指針は、孫子と共通点があるように感じましたが、いかがでしょうか。

あなたの組織は、現在、戦力を検討する基本原則「五事」と戦いの勝敗を決める基本条件である「七計」が揃っていますでしょうか。

そんなことも記していますので、購読を。

今日もお元気で。喜んで!

サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!