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知識の持つ意味が、知識自体から1つの資源、すなわち、何らかの成果をもたらす とドラッカー。 2月4日 Knowledge and Technology 手段としての知識

#2月4日
#Knowledge_and_Technology ( #知識とテクノロジー
#手段としての知識

本日のテキストは、1969年発刊『 #断絶の時代 』16章 #知識の戦略  472〜473ページより。

例えば、かつては、あるマイナーなロックバンドについて、そのバンドのことならなんでも知ってるようなマニアックなファンだったとしたら、それは、その知識を収集することが目的となっていただけで、それが収益とか成果をもたらすような時代ではありませんでした。「単なる趣味ね」でおしまいな時代でした。

ところが、今日、マニアックな知識を有するファンであることは、それが成果=収益を生む時代になってきました。

webで紹介すればアクセスもあるでしょうし、YouTubeで紹介して、再生回数が上がれば広告収入も得られるでしょう。もちろん、その方は、収益が目的で知識を収集してきたわけではなく、ただそのロックバンドに関する情報を集めるのが好きで、整理して紹介することが大好きでやっていて、それをネットに紹介したことで、注目を集めるようになったり、そのバンドからもマニアとして公認されるような存在となるような時代です。

あるいは、パンや蕎麦やコーヒーやスイーツ好き、という職人の方が、材料や水源、製法などにこだわって、都会では提供できないから、と、僻地、過疎地域と言われるような地方の奥まった人里離れた山村で開業したところ、そのこだわりの味がマニアックなファンの心に響いて、リピーターが増えて繁盛している、という例が散見します。いや、そういう職人が増えているように感じます。

「好きを大切にする」とは、ここ数年言われてきたことですが、本当にそんな時代が到来しつつあることを感じます。好きを大切にすることで生計が成り立ち、さらに世界的に評価されるような作品やサービスが提供され始めています。

それが、#ドラッカー が50年以上前に、「 #知識が成果をもたらす 」と記していることなのかな、と感じています。いい時代になりました。

今日は立春。新しい時代のスタートです。
たとえ戦争や疫病や災害があろうとも、あなたの心に、私の心に希望の灯があれば、それが時代が動かすと信じています。機会を活かしていきましょう。

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#これからの新技術はあらゆる種類の知識からもたらされる

 知識の探求と教育は、その利用から切り離されていた。知識は研究対象ごとに、いわば知識の論理と思われるものに従って組織されていた。大学の学部、学科、科目、学位にいたるまで、高等教育全体が専門別に組織されていた。マネジメントにいうところの市場志向、用途志向ではなく、製品志向だった。
 今日ようやく、知識とその探求が、専門分野別ではなく利用分野別に組織されるようになった。学際研究が急速に進みつつある。知識が自らを最終目的とするものから、何らかの成果をもたらすための手段に以降したことの結果だった。
 現代社会の動力源としての知識は、仕事に使われてはじめて意味をもつ。仕事は専門分野によって定義することはできない。仕事の成果は学際的たらざるをえない。

(『断絶の時代』)

ACTION POINT
#あなたが責任を負っている成果を書き出してください
#そのために力を借りるべき専門家はどのような分野の人たちですか
#彼らとの連携をよくするためにはどうすればよいでしょうか

#ドラッカー365
#365の金言

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