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4月13日 Churchill the Leader チャーチルのリーダーシップ

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  よりスタートしましょう。

本日 #4月13日  のテーマは

#Churchill_the_Leader  

#チャーチルのリーダーシップ

テキストも1969年版の「経済人の終わり」の序文から、ということで、内容的にも昨日の続きとなります。

本日の金言は、、、

#チャーチルが与えてくれたものこそ 
道義の権威、 #価値への献身#行動への信奉だった

 1930年代の現実は、完全ともいうべきリーダーシップの欠如だった。政治の舞台に役者は大勢いた。あれほど政治家が熱心に動き回った時代はなかった。その多くが真面目だった。大いに能力のある者もいた。だが、ヒトラーとスターリンという二人の闇の帝王以外は、悲しいほどに小粒だった。並でさえなかった。
 しかし、と今日の読者は反論するにちがいない。チャーチルがいたではないか。たしかに、全体主義の邪悪な力との戦いにおけるリーダーとしてのチャーチルの登場は決定的だった。彼の信奉者の言葉を使うならば、まさに運命の境目だった。
 チャーチルの重要性についてはまだまだ認識不足である。ダンケルク撤退とフランス陥落の後、チャーチルが自由世界のリーダーの地位につくまでは、ヒトラーが無謬の存在として闊歩していた。しかしチャーチルが現れるや、ヒトラーの命運も断たれた。万事にタイミングを失い、敵の動きを予期するという神秘的な力を失った。1930年代随一の緻密家も、40年代に入ってからは無謀な賭博師にすぎなくなった。
 今日では、もしチャーチルがいなければ、アメリカもナチスの支配に対し手を出さずに終わったかもしれないことを実感するのは難しい。まさにチャーチルが与えてくれたものこそ、ヨーロッパが必要とするものだった。道義の権威であり、価値への献身であり、行動への信奉だった。(『「経済人」の終わり』1969年版序文)

ACTION POINT 


#あなたの組織の価値観とリーダーの価値観とを照合してください

#
両者をすり合わせ、

#行動に具体化する方法を考えてください

ドラッカーは、「経済人の終わり」(1939年)に限らず、「非営利組織の経営」(1990年)などしばしば優れたリーダーシップの例として、チャーチルを引き合いに出すなど彼のリーダーシップを高く評価しています。

 リーダーにとって最悪のことは、辞めたあと組織がガタガタになることである。それはリーダーが単に収奪するだけだったことを意味する。何も作り上げなかったことを意味する。管理人としての仕事はしたかもしれないが、ビジョンは何も持たなかったことを意味する。ルイ14世は「朕は国家なり」と言ったそうだが、彼が死んだ後のフランス革命への道のりは早かった。
 リーダーたる者は、献身しつつも個たり得なければならない。その時仕事もうまくいく。自らを仕事の外に置かなければならない。さもなければ、大義のためとして自らのために仕事をすることになる。自己中心的となり虚栄の虜になる。とりわけ焼き餅を焼くようになる。
 チャーチルの強みは、どこまでも後進の政治家を育て、後押ししたことにあった。それこそ、人の強みに脅かされることのない真のリーダーの証だった。これに対して、ローズヴェルトは自立の兆しを見せる者は全て切り捨てていた。(「非営利組織の経営」23〜24ページ)


チャーチルが与えたものは、まさにヨーロッパが必要としていたものであった。
道徳的権威、価値観への信頼、そして合理的行動の正しさへの信頼である。

リーダーとしての能力をつけていきましょう。

今日を変えていこう。愛を込めて。

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