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8月23日 専門市場戦略 Ecological Niche: Specialty Market

#ドラッカー #365の金言 #8月23日 #Ecological_Niche :  #Specialty_ Market  #専門市場戦略 #専門市場戦略では小さな特別の市場を作り出す

ACTION POINT
#関所戦略・専門技術戦略・専門市場戦略の可能性を考えてください
#実際にそれらの展開を検討してください

昨日の「専門技術戦略」が

製品やサービスを中心に構築されるのに対して、

今日の専門市場戦略とは市場に関する専門知識を中心に構築されるところにある。

事例として、アメリカン・エキスプレスのトラベラーズ・チェックが紹介されています。今ではほとんど使われなくなってしまい、市場など存在しないんじゃないか、と思われますが、かつての旅行ブームが到来するまでは、小さくて平和で安定し、かなりの高収益市場だったそうです。購入者がチェックを現金化するまでの間、金利を稼げたから。しかも、ライバルの金融機関が参入するほど大きくない割に、世界的な組織網が必要であったから。

ドラッカーは、専門市場の地位には、必要条件が3つあるととく。

(1)新しい動向、新しい産業、新しい市場などの体系的な分析が必要、(2)何らかのイノベーションが必要。過去に無い「ひとひねり」が必要。(3)製品やサービスの向上。常にリーダーの地位を維持・確保し続けるためにはそれだけの努力が必要。

この専門市場戦略への最大の脅威は、成功だという。成功すると、専門市場が大衆市場となってしまうと、競争が激しくなり、自分がリーダーとしての支配できていた地位を奪われてしまう。トラベラーズ・チェックの市場は競争が激しくなり、一旦は大衆化したものの、電子マネーやクレジットカードの普及に伴い、その市場は衰退して現在ではほとんど使われなくなってしまった。

地域密着で、その地域、という「特化した市場」で営業してきた小売店に、全国チェーンのスーパーマーケットが参入すると、一気に持っていかれてしまう、という現象も、この大衆市場化、というケースになるんだろうね。この大衆市場化に対して、踏ん張る地域ローカルスーパーのことを↓で語っています。今日もやっていきましょう。


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