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10月2日 Decision Objectives 意思決定の要件

2021年もいよいよラスト3ヶ月となりました。今日も #ドラッカー #365の金言

からスタートして参りましょう。昨日↓ の続きです

今日 #10月2日  のテーマは #Decision_Objectives  #意思決定の要件 

#意思決定が成果をあげるには満たすべき要件を明確にしておく必要がある

という提言です。昭和41年発刊『経営者の条件』から引用されています。

有能な経営者は、優れた意思決定を下す人のこと。ドラッカーは本書の中で、決断のプロセスには5つの原則がある、と説いた(227〜228ページより)。

(1)問題が一般的であり、そして、それは一定の法則ないしは原則を確立するような決定を通してのみ解決されうるということを、はっきりと認識すること。
(2)問題に対する解答が満足させなければならない要件、つまり<限界要件>をはっきりと定義すること。
(3)<正しい>解答は何かということ、すなわち、決定が受け入れやすいようにするために必要な妥協であるとか、適応であるとか、譲歩であるとか言ったような事柄に留意する前に、要件を完全に満足する解決策は何かということを考え抜くこと。
(4)決定それ自体のうちに決定を実施に移すための方策を組み入れること。
(5)決定の妥当性と有効性を、現実の成り行きにたらして検証するための<フィードバック>を設けること

今日は、この5原則の中の(2)について説明されている。

問題に対する解答が満足させなければならない要件、つまり<限界要件>をはっきりと定義すること。

「その決定が目指さなければならない目標は何か」「その決定が達成しなければならない最低限どの目的は何か」「その決定が満足させなければならない要件は何か」これらの事柄は、科学の世界において<限界条件>として知られている事柄である。決定も効果的であるためには、その限界条件を満足させなければならない。つまり、決定は、その所期の目的に照らして十分なものでなければならないのである。(『経営者の条件』昭和41年版 240ページより)。

「この問題を解決するために、最低限必要なことは何か」という問う方式によって、大抵の場合探られる。

 今回の総裁選でも、各陣営でこうした質問がなされたことでしょう。「総裁選に勝利するために、最低限必要なことは何か」「他派閥から支援を受けるためには、どう集票するか、そして、必要な交換条件は何か」その話し合いの繰り返しだったんだろうと思います。

その結果が、

岸田派自身は46票しかありません。ですから、過半数の議員票を確保するには、他派閥からの支援・協力を得るしか術はないのです。他派閥からの協力なしに、総裁選で勝つことなどできないからです。

問題解決において、

「その決定が目指さなければならない目標は何か」「その決定が達成しなければならない最低限どの目的は何か」「その決定が満足させなければならない要件は何か」を検討することで、真の解決策に辿り着けるのである。

ACTION POINT 

#意思決定にあたっては常に満たすべき要件を明らかにしてください

今日もやっていきましょう。

月初めは、購読のチャンス。

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