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9月23日 Controls, Control, and Management データの意味

おはようございます。今朝も #ドラッカー #365の金言  やっていきましょう。今日は #9月23日 #Controls_Control_and_Management  #データの意味 というテーマです。

こちらの続きです

#データに意味があるかないかが最大の問題である

ACTION POINT
#マネジメントに使っているデータを再検討してください
#組織としての成果に直接かかわりのないデータをとってはいけません

原題の Controls, Control, and Management、

Controls という単語は、Control(管理)の複数形、ではなくて、「管理手段」の意味。

「管理手段と管理と経営者」と訳されています(「マネジメント」昭和49年版 下巻 195〜197ページより)

コントロールズ=測定であり情報、手段。「事実」、過去の事象。分析的であり、過去と現在の実情に関わる。

一方、

コントロールは、方向づけ。目的に関わる概念。期待、つまり未来を扱う。規範的であり、未来のあるべき姿にかかわる。

コントロール手段を使う人が管理者(コントローラ)で、彼が意思決定するシステムが経営システムなのだが、管理手段によって得られる情報(データ)から何らかの行動につながるためには、その情報が別の種類の情報へと翻訳されなければならない。

例えば、商品Aの売り上げが毎月下がっている、という情報を得たとしたら、これに対して、(1)問題点は何かと問題の所在を尋ねる。次に(2)原因は何か。問題の根底にある条件を把握し究明する、そして(3)解決にはいくつ策があるのか、あげてみる、そして、(4)望ましい解決策はどれか、実行可能な解決方法を比較検討し、「私の提案する解決方法はこれだ」と決定する。

といったようなプロセスを辿ることで、問題解決を図る会社もあるだろう。どの答えが正しいかわからない時もある。わが国伝統の「やり過ごし」という方法もあるだろう。

未知なる状況下において必要とされる意思決定は、仮説に基づいて行われる。しかも、その仮説は、本質的にいって、過去の記録された事象についての仮定ではなく、未来についての仮定、つまりその生起の確率さえわからず、もっともらしさ、に従って判断するほかないという期待であるに過ぎない。

エビデンス=過去の事象、情報であって、それが未来永劫正解、となるわけではない。過去の事象がこうだったから、といって、未来も同様のことが起こるか、というと、そうとは言えないよ、とドラッカーは記している。

感染症についても、100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)のケースでは、日本の死者だけでも1918年から21年にかけて、388,727人と今の感染症とは桁違いである。

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病院も空いてるベッドなど無く、横になれる場所があれば、全てそこへ寝かせる、みたいな戦場のような、まさに「医療崩壊」状況だったという。

今回の感染症は、過去の事象を再現しているか、というと、

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死者数は5波まで合わせても17300人くらい。スペイン風邪の20分の1以下である。この調子なら、死者数も、スペイン風邪が3度目で収束したように、もう収束に向かうような、そんな雰囲気に思える。しかし、これは過去の情報から類推しただけのことであり、未来については「事実」ではないから、本当のことを言えば、今後どうなるかはわからない。期待があるだけである。現在の感染症専門家でも、大いに予測を外しているのだから。。。

未来については誰もわからない。だから、自分でやってみる。今日を、未来を作るのはあなた。やっていきましょう。

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