7月5日 事業の定義の陳腐化 The Obsolete Theory

おはようございます。今日も「事業の定義」シリーズ、続きですね。

#事業の定義の陳腐化

#The_Obsolete_Theory

#ドラッカー #365の金言 #7月5日

#進行性の病は先延ばしにしても治らない

#思いきった措置が必要である

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

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“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“

と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。

今日のACTION POINT

#事業の定義が陳腐化していませんか

#その恐れがあるならば分析し刷新してください

今日の原題は、The Obsolete Theory 時代遅れの理論、とでも訳しましょうか、「あなたの事業、「企業の理論」は時代遅れのものになっていませんか?」という問いかけと思います。

ここで、今一度、今月に入ってから語られる「事業の定義」を振り返ってみましょう。

「つい昨日までスーパースターだった企業が突然、問題と危機に直面し、低迷と挫折に入る。アメリカに限った話ではない。日本、ドイツ、オランダ、フランス、イタリア、そしてスウェーデンでも、よく耳にする。また、労働組合、政府機関、病院、美術館、教会など、企業以外でも同じ問題が頻繁に起こっている。事実、それら企業以外の組織の方が、企業よりも御し難い問題に直面している。そのような危機の主たる原因は、いずれも物事のやり方が下手だったからではない。間違ったことを行なったためでもない。大抵の場合、正しいことを正しく行なっている。単に、実を結ばないことを行なっているだけである。それではその原因はなんだろうか?」(「未来への決断」26ページより)

という問題意識があります。

昨日までうまくいっていた。急にうまくいかなくなった。なんでだろう?正しいことを正しく行なっている。でも、戻らない。なぜだろう?どうしてなんだろう?洋の東西を問わず、企業、非営利問わず、あらゆる組織でこうした現象が起こっていると博士。

その原因は、何か。かつて有効であった事業の定義が有効でなくなったからだ、という。

組織の設立に際して基礎とした前提、組織の運営に際して基礎としてきた前提が、もはや現実にそぐわなくなったことにある。(中略)世界中の巨大な組織が今日の不調に見舞われているのは、彼らの事業定義がもはや有効ではなくなったからである。(「未来への決断」27ページ)

では、どうしたらいいのか、というと、

企業や組織がこれまで掲げてきた「理論」(=事業目的とか使命、何を行なって、何を行わないのかといったリスクを伴う決定などの事業定義)が古くさくなっていく「慢性病」になっていないかどうか、 #その恐れがあるならば分析し刷新して 、治してください。ということなんだろうと思います。

今日もやっていきましょう。

補足やアイデアなどはこちらで詳しく書いています。↓↓


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