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1月28日 Controlled Experiment in Mismanagement マネジメント無視の実験

#ドラッカー  の本を重石にして、3日ほど発酵させて作った自家製の甘酒は美味でございました〜。

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ということで、今日も #365の金言  で人生も経営も良くなるよ。

本日 #1月28日  

#Controlled_Experiment_in_Mismanagement  

#マネジメント無視の実験

#ヘンリー・フォードは事業にマネジメントは必要ないとの信念ゆえに失敗した

 ヘンリー・フォードの成功と失敗、そしてその孫ヘンリー・フォード二世によるフォード社の再生については多くがいわれている。しかしそれが、二人の人間の成功と失敗の物語をはるかに越える意味をもつものであったことは認識されていない。それは、まさにマネジメント無視の実験だった。
 ヘンリー・フォードは、事業にマネジメントは必要ないとの信念ゆえに失敗した。事業に必要なものは、オーナー起業家とその助手だけであるとした。他の起業家との違いは、彼が自らの信念に固執した点だけだった。いかに有能な部下であっても、マネジメントとして行動し、意思決定を行い、命令なしに行動したものを馘にするか左遷するという彼の行動は、自らの信念の間違いを証明する実験となった。
 フォードの物語が重要な意味をもつのは、寿命と資金に恵まれたために、そのような実験を実際におこなうことができたところにあった。失敗したのは、性格や気質のためではなかった。マネジメントを機能と責任に根ざすものとして受け入れることを拒否したためだった。(『マネジメント-課題・責任・実践』)

ACTION POINT 

#あなた自身従業員を助手扱いする経営者になっていませんか

#あるいは助手扱いされるだけの従業員になっていないでしょうか

#従業員に責任をもたせることで収益性をあげる方法を3つあげてください


 ヘンリー・フォードといえば発明王であり、自動車王。立志伝中の人物ではあるものの、一方で、経営など不要であるという信念ゆえに10億ドルもの資産のほとんどをその失敗の穴埋めに費やしてしまうこととなったという、有名なエピソードです。

 手元にある『マネジメント-課題・責任・実践』(1973年版 下巻 29章 経営管理者の必要性 フォードの盛衰と復活 フォード物語の教訓 5〜18ページより)によれば、失敗したのはヘンリー・フォードだけではない。

 シーメンスも三菱(岩崎)も同様に失敗したという。

 しかし、その結果、どの企業も課題と職能に根ざした経営管理職制度を導入、創業者によるワンマン経営から脱却。複数の専門の「経営管理者(マネージャー)」たちを配置し、合議制を採用する「経営機構」による自律的な経営を実施、数年のうちに活力を取り戻し、真の興隆と成長が始まったという。

今日を変えていこう。

愛を込めて。

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