「人事には、優れた人事と間違った人事があるだけである」の本意とは? 4月22日 A Good Judge of People? 人の見分け方

去年のテキストはこちら↓

6時です。
おはようございます。
今朝も #ドラッカー #365の金言 からスタートしましょう。
今日は #4月22日  土曜日 週末です。 #庚戌 (かのえ・いぬ) #大安です
#A_Good_Judge_of_People ?
今日のテーマは #人の見分け方 です。普通に生活していれば、数々の見知らぬ人に出逢い、仕事なり交流なり、することになります。もちろんSNSでも。

特に、新卒の社会人一年生になったばかりの方にとっては、この1ヶ月間は、人慣れできず、ペースが乱れ、心身ともに戸惑う期間になっているかもしれません。

はてさて、ドラッカーの助言とはどんなものでしょう。

今日のACTION POINT


#人事で後悔しないようにしてください

とありますが、原文見てみますと、こうあります。

今日のテーマ

“There are only people who make people decisions right…and people
who make people decisions wrong and then repent at leisure.”

(「人の判断を正しくする人と...人の判断を誤って、悠々と悔い改める人しかいない。」)

今日のACTION POINT:
Make decisions on people your top priority. Spend more time on these decisions so that you will not have to “repent at leisure.”
(人に関する決断を最優先させる。この決断に多くの時間を費やすことで、"悠長に悔やむ "必要がなくなります。)

後から長々と「あの時、なんで彼or彼女を任命しちゃったのかなあ」と自分の決断を後悔することとなるんなら、役職任命をする前に、候補者の人格や人の仕事ぶりや問題解決実績などを時間を費やして、しっかり調べよう。

ということを言っているだけなんじゃないかな?

つまり、昨日の

正しい人事のために4時間をかけなければあとで400時間とられる。

と同じことをスローン氏は述べているのでは??

ところで、これまでの日本は、仕事さえしてくれりゃ、結果さえ出してくれれば、それでいいって考え方が主流でした。

「仕事に真摯であれば、人格は誠実でなくとも良い」

口は悪いが、腕がすこぶる良い、包丁1本で渡り歩く料理人、(みたいな存在って漫画で読んだことはあるけれど、実際、そういう職人さんは、今でもいるかしら??)。

ところが、現在は、性格が悪い人は、たとえ腕が良くても採用されません。なぜなら、腕が良い彼or彼女が入ることで、チームの雰囲気が最悪になるケースが少なくないからです。

「人格が誠実でなければ、良い仕事はできない」

「良い人」であることがまず先にあって、その後に仕事ぶりや実績になるわけです。

 この点を現代の組織は理解しているから、たとえ2020年サイ・ヤング賞を受賞した優れた才能と能力を持ち、さらに年俸30億円もの契約が残っていたとしてもLAドジャースは、トレバー・バウワー投手は人格的に改善が期待できないだろうし、チームの雰囲気改善に貢献しないと判断し、今期チームに加えることなく、30億円を捨てて彼との契約を放棄した、と思われます。

 一方で、バウワー投手を受け入れた横浜DeNAベイスターズは、彼とのコミュニケーションを続ける中で、MLBでの不適格、という彼につけられた烙印は、NPB日本球界なら問題にならないし、チームと馴染み、プレイを続けることで、きっと彼を良き人格のプロスポーツ選手へと改善できる、と踏んだのではないでしょうか。

それは、バウアー選手の以下の発言からもうかがえます。

スキャンダルを起こした右腕は日本で“人間磨き”を決意「間違いを犯した」
  
2019年に再び日本に訪れた際にDeNAのトレーニング施設を見学していた最強右腕は、「その国は野球一辺倒ではなかった。個人の欲求よりも地域の平和や団結を優先する和の概念など日本の豊かな文化について多くを学びました。それは名誉、尊敬、そして謙虚さの文化です」と日本の考えを学んだと口にする。
 そして「自分は間違いを犯したと認識しているし、それと共に生きていかなければならない。私のような立場の人間が決してしてはならない判断ミスや、愚かな選択をたくさんしてきました」と反省の色を示したうえで、こう誓った。 「今こそ新しい視点で考え、人間としての自分を磨くときだと思います。最高のピッチャーであると同時に最高の人間でありたい」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f983c2181f3f642e9947cd8e6859fc574abf51ae より

 このように、能力よりも人格が優先的に評価される時代、優れた人格者としてあるべき姿を探究し、意識的に行動しているスーパースターの1人が大谷翔平選手と思います。

 ベンチに落ちているゴミを拾う、相手選手の膝についた汚れを払う、審判とのコミュニケーションを良好に保つ、コーチや監督とのコミュニケーションにも問題無いなど、必ずしも打率やホームラン数、三振取得数とは関わりないところで「よき人」であることを大切にしているそうです。

その上で投手と打者の「二刀流」という、これまでのMLB選手にはできないパフォーマンスを発揮しています。

WBCのチーム日本優勝もあり、日本チーム所属選手たちの行動や思考に注目が集まっています。日々のビジネスもそうで、アニメやMLBなどのスポーツを通じて日本人の長所が再評価されつつあると感じます。

今日もありがとうございました。元気にお過ごしください。

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