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学べばうまくいく確率は上がるはず。 8月16日 Exploiting Innovative Ideas 4つの起業家戦略

 8月16日といえば、五山送り火の日。今年は、京都五山の送り火は行われるようですね。まずは良かった。もう騒動はおしまいですね。かつての日々に戻る、いや、この2年の積み重ねで、より良い世界となりますように、と祈りたいです。


#8月16日  

#Exploiting_Innovative_Ideas#革新的なアイデアの追求 )

#4つの起業家戦略


#創造性は格好がよい

#問題は死亡率が高いことである

 平凡で退屈な組織にさえ、優れたイノベーションの種は消化しきれないほどある。問題は、せっかく仕上げた製品やサービスの死亡率があまりに高いことである。だが、かつての乳幼児死亡率と同じように、その高さに必然性はない。さほどコストをかけなくとも下げることはできる。
 死亡率の高さは、戦略を知らないからである。戦略さえ適切であれば、成功率は格段に上がる。
 起業家戦略は4つある。総力戦略、二番手戦略、価格戦略、ニッチ戦略である。これらは互いに相容れないものではない。2つあるいは3つの戦略を組み合わせて一つの戦略にすることもできる。しかし、これら4つの戦略にはそれぞれの特質がある。適合するイノベーションと適合しないイノベーションがある。それぞれが起業家に対し異なる行動を要求する。特有の限界をもち、特有のリスクをともなう。

(『イノベーションと起業家精神』)、eラーニング教材『起業・新事業戦略』)

ACTION POINT

#とるべき戦略を念頭におきつつ
#イノベーションの種を探してください

 今日のテキストは、1985年初版の『イノベーションと起業家精神』16章「総力をもって攻撃すること」353〜354ページより。

なんですが、内容が少し違うような気がします。

今日の引用では、

総力戦略、2番手戦略、価格戦略、ニッチ戦略

と紹介されていましたが、同書では、4つの戦略の後に細かい戦略も次のように紹介されています。

1、総力をもって攻撃すること

2、手薄なところを攻撃すること
 (1)創造的模倣戦略
 (2)柔道戦略

3、生態学的地位を確保すること
 (1)トールゲート戦略
 (2)専門技術戦略
 (3)専門市場戦略

4、製品や市場の性格を変えること
 (1)効用創造戦略
 (2)価格戦略
 (3)顧客の現実に合わせる戦略
 (4)価値中心戦略

とあります。

 このうち、最高の戦略とされるものは、1の「総力戦略」といいます。
しかし、この戦略は起業家にとっては、最大の博打とドラッカーは記しているのです。もちろん勝てば、市場を支配するほどの成功が得られるのですが、失敗すれば全てを失ってしまうからです。ですから、実施するには、必ず大成功を収めなければならない。大成功でなければ、完全な失敗といいます。ひとたび実行すると、修正したり調整したりすることが難しいからです。

 しかし、この戦略での成功例としては、アップル社やビタミン市場で大きなシェアをもつホフマン・ラロッシュ社といいます。どちらも大成功です。しかし、この戦略を採用するには、思考と分析が必要といいます。イノベーションの7つの機会(予期せざるもの、調和せざるもの、プロセス・ニーズ、産業と市場の構造変化、人口構成の変化、認識の変化、新しい知識)をよく吟味し、分析して初めて、この戦略が成功するといいます。

 闇雲に起業してもうまくいきません。イノベーションの7つの機会(予期せざるもの、調和せざるもの、プロセス・ニーズ、産業と市場の構造変化、人口構成の変化、認識の変化、新しい知識)を学んだ上で、今日もやっていきましょう。きっと良いこととなりますように。


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