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3月2日 イノベーションの評価


#ドラッカー #365の金言 #3月2日 #イノベーションの評価 #顧客への貢献によってイノベーションを評価する

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

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“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。

今日のテーマ:イノベーションの評価
今日のアクションポイント: #あなたの製品のうち顧客への価値を生むことなく新奇であっただけのものを振り返ってください

今日もその通りですね、としか言いようがないです。ちょっと引用します。

イノベーションとは、顧客にとっての価値の創造である。新奇さは面白いだけである。(中略)顧客への貢献によってイノベーションを評価する。(中略)事実、20世紀になされた偉大な技術進歩の大半よりも、分割払い販売のほうが経済と市場に与えた影響は大きかった。

顧客にとっての価値を創造できているか?それこそがイノベーションとドラッカー氏。

ドラッカー氏は、イノベーションを技術革新、科学技術の範囲にとどまらず、「分割払い販売」というような、もっと広い意味を持って考えていることがわかる。

また、ドラッカーは「イノベーション」を成功に導く経営には、現実を直視する経営、過ちを認める謙虚さ、そして、「勇気」がいるという。

予期せぬ成功を認めることは、経営者にとって容易なことではない。それには決断力、明確な方針、現実を直視する意思、「我々は間違っていた」というだけの謙虚さを必要とする。経営者が予期せぬ成功を認めることが難しい理由の1つは、我々は誰しも、一定程度の時間継続したことは何であれ「正常」に違いなく、「永久」に続く、と信じがちだからである。自然の法則だと思い込むようになったことに矛盾するものはなんでも、不健全で不健康で明らかに異常だとして、拒絶されることになる。(Innovation and Entrepreneurship より)

現実を直視する意思、「我々は間違っていた」というだけの謙虚さ、

予期せぬ失敗に直面すると、特に大きな組織の重役は、さらに研究と分析とを要求しがちである。しかし・・・これは間違った反応である。予期せぬ失敗が要請することは、あなた自身が出かけていって、様子を見て、聞くことである。失敗は常にイノベーションの機会の兆候だと考え、そういうものとして真剣に受け取らねばならない。(Innovation and Entrepreneurship より)

「予期せぬ失敗が要請することは、あなた自身が出かけていって、様子を見て、聞くこと」

今回のコロナ禍、観光業や飲食業などでは、経営危機に陥るような事態となりました。急激にキャンセルが積み上がり、いきなりキャッシュが不足するような、そんな予期せぬ事態が起きた。

まさに、イノベーション=現実を直視し、現実から学び、改めること、ができただろうか。

慌てただけで、やり過ごした、という会社も少なくないのかな?

必死こいて、テイクアウトの弁当をやり始めたり、Uberなどのデリバリー事業に特化した業態に変わった、なんてところは非常に少数のようにも見える。

ただ安い弁当を作るだけになっていて、顧客にとっての価値が安い、だけになっていないだろうか。真の価値創造になっていただろうか?

自分も、こうして無料のNOTEを書いているけれど、これは無料だから価値創造になっていない。なのに、日々やっていることは失敗ではないだろうか?

その時、素直にそれを認め、現実を直視できただろうか。

そして、そのような「変革」を恐れることなく受け入れることができるのか。

こちらのNOTEは価値創造になっている、と思っているけど、いかがでしょうか?

さまざまな問いの中ですが、今日もやっていきましょう。


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