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清和会と盛和会。2つのSeiwaの終焉で右往左往する人、己を磨く人 ドラッカーは何をいう? 9月8日 Knowledge Worker as Effective Executive 個のニーズと社会のニーズ

#9月8日  
#Knowledge_Worker_as_Effective_Executive (効果的な経営者としてのナレッジワーカー)
#個のニーズと社会のニーズ

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。↓

今日のテキストも、初版1966年『 #経営者の条件 』3 期待されている事柄を知れ 127〜129ページあたりかな?

 これまでの日本で成功するためには、実力者になるか、実力者をフォローして生きていけばよい、という生き方でした。

 しかし、ここへきて、2つのSeiwaが終焉となりました。自民党No1会派「清和会」のリーダー、安倍晋三元首相、中小企業最大の勉強会組織の1つ「盛和会」の稲盛京セラ会長と政財界の2人のリーダーが相次いで亡くなりました。
 さらに、マスコミ、五輪を牛耳ってきた電通の高橋元専務が逮捕され、AOKI、KADOKAWAと巨額の献金をした企業オーナーも贈賄容疑。

 彼らを失ったことで、「安倍さんについて政治をして行けばいいんだ」、「稲盛さんの言う通りに経営していればいいんだ」「電通に任せておけば安心」と言っていた政治家や経済人たちが、権力者を失ったことで右往左往。

 政財界のみならず、芸能界でも、多くのクライアント企業とCM契約していた人気俳優ですら、スキャンダル暴露で来年以降の仕事は白紙、一転して失業者になるという「事件」が頻発しています。

 金の力で他人を傍若無人に牛耳ってきた剛腕政治家、剛腕経営者たちも、不適切な関係や傍若無人な振る舞いを暴露されると、勢いは何処へやら。。。今はそういう時代。

 つまり、金の力で弱者を虐めてきた政治強者、経済強者も、ブランドや実力者といった「リーダー」にぶら下がって生きてきた彼らのフォロワーたちも、全く先が見えなくなったタイミングで、疫病、戦争、インフレ、円安と立て続けに追い込まれているのです。

 そんな乱気流の時代、どう生き抜いていくべきか。もはや頼れるのは、己の実力のみ。そして、実力をもちえない者は、どうすべきか。ドラッカーに聞きましょう。

「自分にはどんな自己啓発が必要か」
「自分が当然為さなければならない貢献を果たすために、どのような知識や技能を身に付けなければならないか。」
「仕事をする上でどのような能力が必要か」
「自分自身をいったいどのような基準に当てはめれば良いのか」といったことを問うてみるのである。

同書、128ページより

今ほど、50年以上前のドラッカーの知恵が染み入る時はない。 

#一人ひとりの強みを活かすことによって組織の成果と個の自己実現が両立する


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 成果に向けた一人ひとりの自己啓発こそが、組織として社会のニーズに応え、個として自己実現するための唯一の方法である。それこそが、組織の目標と個のニーズを合致させる唯一の方法である。一人ひとりの強みを活かすことによって、組織の成果と個の自己実現が両立する。それぞれの専門能力が組織にとっての機会となる。加えて、貢献に焦点を合わせることによって、一人ひとりにとって価値あることを組織の成果に変えることができる。
 知識労働者も経済的な報酬を必要とする。報酬の不足は問題である。だが報酬だけでは十分でない。知識労働者は、機会、成果、自己実現、価値を必要とする。しかるに、自らが成果をあげることによってのみ、これらを満足させることができる。
 成果を通じてのみ、現代社会は二つのニーズ、すなわち個から貢献を得るという組織のニーズと、自らの目的の達成のための道具として組織を使うという個のニーズを調和させることができる。

(『経営者の条件』)

ACTION POINT
#強みをもって貢献してください
#同時に#自らにとって価値あることを大切にしてください

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