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7月19日 認識の変化 Changes in Perception

おはようございます。

#ドラッカー #365の金言 #7月19日 #認識の変化

#Changes_in_Perception

#世の中の認識が変わる時イノベーションの機会が生まれる

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3sucDVe

“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“

と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。

今日のACTION POINT

#あなたの産業に影響を与えそうな認識の変化を考えてください

#その変化を利用することを検討してください

今日のテーマは、イノベーションの7つの源泉の6番目のお話です。

源泉1:予期せぬこと

源泉2:不一致

源泉3:プロセス上の必要性

源泉4:産業と市場の構造変化

源泉5:人口動態

源泉6:認識の変化

源泉7:新しい知識

コップに半分入っているのと半分空であるのとでは、量的に同じである。だが、意味は異なる。とるべき行動も異なる。世の中の認識が、半分入っているから半分空であるに変わるとき、イノベーションの機会が生まれる。

「認識の変化」がイノベーションとは、例えば、こんな事例だそうです。

1950年ごろ、大多数のアメリカ人が自らを「中流階級」と称するようになり、所得や職種に関わりなく中流らしく振る舞うようになった。明らかにアメリカ人は、自らの社会的地位への認識を変えたのである。しかし、この変化はどういう意味を持つものであったのだろうか。広告会社の幹部をしていたウィリアム・ベントン(のちにコネチカット州選出上院議員)は、「中流階級」とはいかなる意味を持つのかと色々な人に聞いた。答えは明快であった。労働者階級と異なり、「中流階級」とは、自分たちの子供が学校の成績次第で出世していけると信じ切れる人たちのことだったのである。ベントンは、エンサイクロペディア・ブリタニカ社(百科事典を販売する会社)を買い取った。家族の中から初めて子供を高校へ進学させられるようになった家庭向けに、主として高校の先生を通じて売り捌いたのである。「中流になるためには『エンサイクロペディア・ブリタニカ』を買ってやり、勉強の助けにしてやらなければならない」というのが殺し文句であった。ベントンは瀕死の状態であった会社を3年で立ち直らせた。10年後、同社は全く同様の戦略を使って、日本で同じように成功を収めた。(「イノベーションと起業家精神」174ページ)

さて、現在のパンデミックにおいて、認識の変化がいくつかあるし、気づいていない変化もあるだろうと思う。それまでは何の不足も感じなかったのに、パンデミック後「満たされていない」と感じられることは何だろうか?給料も何も変わっていないのに、自らを農民や労働者ではなく「中流階級」と考えるようになるような、そんな「認識の変化」が今起こっている、としたら、それは何だろう?

今日もやっていきましょう。


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